【日本ハム】“ミスター・メイ”上沢直之が6日楽天戦先発、直近2年で「何でか分からないけど」6戦6勝

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2023.5.6(土) 04:55

6日に先発する日本ハム・上沢直之(カメラ・佐々木 清勝)

 日本ハム・上沢直之投手(29)が6日の楽天戦(エスコン)で先発する。直近2年間で6戦6勝と「5月」を得意にする“ミスター・メイ”は「今年の5月も頑張りたい」と決意。母校の千葉・専大松戸高の躍進も力に変え、自身3連勝を狙う。

 得意の季節がやってきた。本拠地で最終調整を終えた上沢は、額の汗を拭いながら「僕も何でか分からないけど、プロ野球生活を見ても5月は(調子が)いい。その縁起に乗っていけたら」と気合をみなぎらせた。

 “5月男”の本領を発揮する。昨季は4戦4勝、21年は2戦2勝、過去11年間でも計22登板で15勝を挙げてきた。気温の上昇も好調を後押しする要因の一つ。「暖かいほうが投げやすいのは間違いない。4月は毎年良くない。いろいろ工夫して自主トレも取り組んでるんですけどね…」と苦笑い。登板前日もリラックスした表情で余裕を見せ「今年の5月もしっかり頑張ります」と決意した。

 後輩にも負けられない。4日、母校の専大松戸が6年ぶりに春季千葉県大会を制し、昨秋から2季連続Vを果たした。高卒12年目。今春センバツ前にはウェア100枚を差し入れする男気を見せるなど、プロ入り後も常に気にかけてきたからこそ「やっぱり夏の甲子園に出てほしいので、ここで勢いをつけて夏に向かってほしい」とうれしそうにエールを送った。

 ここまではチームトップ3勝。だが防御率は4・50で開幕から苦しんでいただけに「迷惑かけた分、取り戻すつもり」と背番号15。前回登板は7回1失点で10奪三振。確実に状態は上向きだ。大型連休で多くのファンや子どもが駆けつける一戦へ「いい思い出になる試合にしたい。子どもたちが、この試合をきっかけに野球を好きになってくれたら」。“時”は来た。2カード連続勝ち越し中の勢いを、ここから更にブーストさせる。(堀内 啓太)

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