日本ハム・伊藤が今季5戦目で待望の初勝利「今日がラストチャンスだと思っていた」

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2023.5.2(火) 21:33

日本ハム・伊藤大海

● 西武 1 - 7 日本ハム ○
<4回戦・ベルーナドーム>

 日本ハムの伊藤大海投手が2日、西武戦で7回4安打1失点と好投し、今季5度目の先発登板で待望の初白星を掴んだ。

 序盤2イニングは走者を背負いながらもゼロに抑えると、3回以降はテンポよく3イニング連続の3者凡退。3点リードに広がった6回は一死から連打を許しピンチを招いたが、併殺崩れの1点でしのぎ、最少失点でゲームメイクした。

 援護したい打線は3回に五十幡亮汰の足攻を絡めてスクイズで先制し、6回には相手の守備の乱れを突いて加点。伊藤が降板した後の最終盤に4得点を挙げ試合を決めた。

 7イニング108球の力投で今季初勝利を手にした伊藤は、試合後のヒーローインタビューで「今日がラストチャンスだと思っていましたし、これ以上チームに迷惑をかけることも出来ないので、この腕がちぎれてもいいというくらいの気持ちで投げました」と、並々ならぬ思いでこの一戦に臨んでいたことを告白。

 これまでKO降板後にガックリと項垂れる姿もあったが、「ここから下向くことなく、先発陣を引っ張っていけるように、全力で最後まで腕を振っていきたいと思います」と決意を口にした。

 会心の投球で防御率は「5.82」から「4.71」まで良化し、チームは今季初の3連勝。浮上を目指す日本ハムにとって大きな1勝になった。

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