【ロッテ】佐々木朗希、日本人&先発最速165キロを4度! 7回3失点で開幕0封は20回で止まるも

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2023.4.29(土) 06:10

165キロを連発したロッテの佐々木朗希(カメラ・渡辺 了文)

◆パ・リーグ オリックス3―4ロッテ(28日・京セラD大阪)

 ビジョンに「165キロ」が映し出されると、京セラDがどよめいた。同点の5回1死一塁。ロッテ・佐々木朗希投手(21)が杉本に投じた初球が165キロを計測した。3月4日の侍ジャパン壮行試合でも165キロを出したが、NPBのレギュラーシーズンでは日本選手最速。2016年CSに救援登板した大谷(日本ハム)がマークした日本選手最速に並ぶと、5回以降で実に4度も165キロをたたき出した。

 「いつもなら5、6回で降りるところを7回までいけたのは良かった」。106球を投げ7回8安打3失点、8奪三振と粘ったが、連続イニング無失点は20で止まった。初回、宗に二塁打され、今季のべ68人目の対戦打者で初の長打を許すと、森に適時二塁打を浴び今季初失点を喫した。

 1年前の昨年4月24日のオリックス戦(京セラD)では、朗希の態度に感情的になった白井球審がマウンドに詰め寄った一件が波紋を呼び、当時もその試合で連続イニング無失点が「22」でストップ。再び同じ場所でゼロ更新が途絶えたが、1年間の確かな成長を示した。味方が3点差を追いついた5回からギアを上げ、先発ではNPB最速の165キロをラスト3イニングで4度も計測した。

 吉井監督は「朗希の修行も考えて」と7回も続投させ、「(WBCで)先輩たちの勝負に対する執着心を見て“絶対負けないぞ”という気持ちがにじみ出ている」と進化を実感。今後は115球程度まで制限を上げる考えを明かした。「試合の中で修正して最後いい形で終われたのは次につながる」と佐々木朗。開幕4戦4勝は逃したが、底知れない能力を示した一日だった。(小田原 実穂)

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