【オリックス】山本由伸 自己ワースト11安打 8回途中3失点で2敗目「悔しいです」首位浮上逃す

スポーツ報知

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2023.4.23(日) 05:00

8回無死一、二塁、デビッド・マキノンに同点となる中前適時打を打たれた山本由伸(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス-西武(22日・京セラドーム大阪)

 オリックス・山本が自己ワーストの11安打を浴び、7回1/3を3失点で2敗目を喫した。1点リードの8回無死一、二塁。マキノンを内角直球で詰まらせたが、打球は無情にも中前で弾む同点打となった。「粘り切ることができず、悔しいです。それだけしかありません」。交代を告げられ、宇田川が2死満塁から児玉に決勝打を献上。チームの連勝は3で止まり、首位浮上を逃した。

 高橋とのエース対決。メジャー志向を持つ両雄の投げ合いだった。ネット裏にはドジャースら9球団の米大リーグスカウトが集結。由伸は「上半身に力みがあった」と6回以外は走者を許しながらも、粘り強く凡打を築いた。2点リードの5回は不運な安打が重なって1点を失ったが、1死三塁から外崎、中村を連続三振に斬る力投を見せていた。

 2年連続で沢村賞に輝き、3月のWBC世界一にも貢献。背番号18にかかる重圧は当然、大きい。「フォームや感覚的なところを練習したい。次の試合をしっかり投げるだけ」。左足をすり足気味に踏み出す新投法も磨きをかけている段階。昨季3勝無敗の獅子打線に土をつけられ、闘争本能に火が付いた。(小松 真也)

 〇…本塁打を打てば昨年7月から8連勝だった杉本の不敗神話が止まった。4回2死二塁から高橋の内角直球を強振。「久しぶりに打った瞬間、入ってくれると思いました」と2戦連発となるリーグ単独トップの6号2ランを左翼席に突き刺した。21日に今井の連続無失点を19イニング、この日は高橋の記録を21イニングで止めたが、悔しい逆転負けとなった。

 〇…女子フィギュアスケートで世界選手権連覇中の坂本花織(23)=シスメックス=がオリックス―西武戦(京セラD)の特別始球式を務めた。ダイナミックなフォームからノーバウンド投球を見せ「けっこう緊張はしたんですけど、ちゃんと届いて良かったです」と喜んだ。背番号11で臨んだ理由には「『1』と『1』で2連覇の意味で『11』にしました」と笑みをこぼした。

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