【ロッテ】ドラ2友杉篤輝、プロ初適時打からの猛打!“3度目の正直”バントも決めた…吉井監督「期待できる」

スポーツ報知

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2023.4.19(水) 06:10

6回1死一塁、遊撃への内野安打で出塁する友杉篤輝(カメラ・中島 傑)

◆パ・リーグ 日本ハム2―4ロッテ(18日・エスコンフィールド)

 フレッシュなルーキーが“初ものづくし”で躍動した。ロッテのドラフト2位・友杉がプロ初打点を含む3安打1打点1盗塁でプロ初の猛打賞をマーク。チームのエスコン初勝利に貢献した。「(初打点は)うれしかったけど、今まで結構チャンスがあった中でミスだったり、打点を挙げられない場面が多かった。ほっとしたところが大きかったです」と笑顔を浮かべた。

 バットと足で持ち味を発揮した。1点を追う4回無死三塁、金村の145キロを捉え中前へと運ぶ同点打。「大学時代から有名なピッチャーだった」と話す右腕との“ルーキー対決”を制し、プロ初打点をマークすると、なおも2死二塁から2度の暴投でホームまで生還。1点リードの6回には1死一塁から俊足を生かし遊撃への内野安打を放って追加点を呼び込むと、8回にもセーフティーバントを決める大活躍だった。

 “3度目の正直”でもあった。吉井監督は体力面を考慮し友杉を3試合に1度先発起用しているが、「2番・遊撃」で出場した12日の西武戦(ベルーナD)では無死一塁で送りバントを失敗。続く16日のオリックス戦(ZOZO)でもセーフティースクイズを失敗していた。バントを失敗した際には「ウチのチームはまだこういう未熟な子がたくさんいる」と苦言を呈していた指揮官も「まだやることは背番号(10番)×2くらいあるけど、打撃も見た目よりもうまいし、いい。期待できる」とニヤリだ。

 ルーキーでは唯一の開幕1軍を勝ち取り、正遊撃手・藤岡に挑んでいる22歳。「スピードが一番の武器って自分の中でずっと持ってやっている。スタメンは3試合に1回だけどいつでもアピールできるように。100%の力で動けるように準備していきたい」。友杉が“出来杉”の大活躍でチームを勝利へと導いた。(小田原 実穂)

 ◆友杉篤輝(ともすぎ・あつき) アラカルト

 ▼生まれとサイズ 2000年11月7日、大阪府生まれ、22歳。171センチ70キロ。右投右打。

 ▼球歴 兄の影響で小学1年で野球を始め、島根・立正大淞南高では1年秋から遊撃手のレギュラー。甲子園出場はなし。天理大に進学し2年秋から遊撃手のレギュラー定着。4年春のリーグ戦では打率4割超えで首位打者とMVPを獲得し、大学日本代表に選出された。22年ドラフト2位でロッテに入団。

 ▼憧れの選手 小坂誠。時間がある時には「小坂ゾーン」の守備動画を見て勉強。

 ▼好きなもの&趣味 寝ること。実家では猫を飼っており、戯れるのが至福の時。

 ▼血液型 A型

 ▼足 50メートルは5・9秒。

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