日本ハム・野村佑希 (C) Kyodo News

◆ 「彼がチームリーダーになっていく」

　日本ハムが14日、西武との今季初対戦に勝利し連敗をストップ。先発の加藤貴之が、惜しくも完封を逃すも9回2失点6安打6三振無四球の完投で今季初白星。打線も「4番・指名打者」で先発出場した野村佑希の3点本塁打含む5点を挙げ、投打が噛み合い快勝した。

　3回裏、一死から連打でチャンスを生み出すと迎えた打席には野村。2球目のインハイの直球を力強く振りぬきレフトスタンドへ叩き込んだ今季第3号は、チームとしてはエスコンフィールド創設以来初の本塁打となった。

　14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出場した野球解説者の池田親興氏は野村について「4番になってきたという感じですね」と活躍を称賛。続けて「新庄監督になって、自分よりも若い選手たちが出てきて4番というところで、やっぱり全てにおいて彼がチームリーダーになっていってるんじゃないのかな」と若き主砲の今後に期待を寄せるコメントを残した。

　また前後の打順を組む清宮幸太郎、万波中生と合わせて「前は失敗を気にしすぎてやっているのかなと感じていたんですけど、今は思い切って結果でファンの皆様を喜ばせようとしている感じがする」と成長に目を細め、続けて「今の調子で成長していったら3人で日の丸をつける可能性もありますよね」と若きクリーンナップのさらなる飛躍に期待を込めた。

　開幕直後ながら打撃成績は打率.267に3本塁打、10打点とパ・リーグの並みいる強打者と比較しても遜色無い数字に。若干22歳ながら4番として日本ハムを引っ張る野村の活躍から今後も目が離せない。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』