佐々木朗希、山本由伸との投げ合い制し2勝目 7回無失点11K「1点取られたら勝てない」

ベースボールキング

  • ニュース

2023.4.14(金) 21:26

オリックス戦に先発したロッテ・佐々木朗 (C)Kyodo News

○ ロッテ 2 - 0 オリックス ●
<1回戦・ZOZOマリン>

 ロッテの佐々木朗希投手(21)とオリックスの山本由伸投手(24)が初対決。試合は予想通りの投手戦となり、7回1安打無失点、11奪三振の快投を見せた佐々木が今季2勝目を挙げた。

 ともに3月に開催されたWBC日本代表に選ばれ、3大会ぶりの優勝に貢献した両右腕。互いに今後初登板は6回無失点で勝利投手となり、防御率0.00で初対決を迎えた。

 佐々木は昨年4月の対戦で完全試合を達成したオリックス打線を相手に、初回の先頭から4者連続三振を奪うなど圧巻の奪三振ショーを展開。3回途中からは5者連続奪三振をマークし、4回は番・森に対する2球目がこの日最速の163キロをマークした。その森を最後はフォークで見逃し三振に仕留め、4回で早くも10奪三振に到達。1点リードの5回は三振こそなかったものの、キッチリと3者凡退で終え完全投球を継続した。

 6回は先頭の7番・西野に四球を与えパーフェクトならず。続く若月には中前打を許しノーヒットノーランも消滅した。それでも一死二、三塁で粘る1番・茶野を空振り三振に仕留めると、続くゴンザレスは右邪飛。7回は無死一塁で4番・杉本を遊ゴロ併殺に仕留め、7回105球、1安打無失点、11奪三振2四球の内容でマウンドを降りた。

 打線は2年連続投手4冠・山本の前に3回まで無得点。それでも4回、一死から4番・山口、5番・安田の連打で一、三塁の好機を作り、二死後、7番・茶谷が左前適時打を放ち均衡を破った。7回はオリックス2番手・山﨑颯から2番・藤岡が中前適時打を放ち貴重な追加点。リリーフ陣は8回・益田、9回は澤村がパーフェクト救援で締め、佐々木は2戦連続の無失点投球で2勝目、澤村は復帰後初セーブ(1勝)を記録した。

 試合後お立ち台に上がった右腕は「1点取られたら勝てないと思っていたので、どうにかゼロで抑えることだけを考えて投げました。あとのことを考えるよりも、最初に勢いをつけたいと思ったので後半バテました」と山本との投げ合いを振り返った。

「立ち上がりが良かったので、守備にも助けられながら投げられた」とバックの堅守にも感謝。茶谷の決勝打については「僕は無理かなと思ってたんですけど、さすがです」と話しファンの笑いを誘った。

記事提供:

ベースボールキング