【ロッテ】佐々木朗希が14日オリックス戦で山本由伸と初の直接対決へ…侍世界一の盟友がついに激突

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2023.4.11(火) 05:00

ロッテ・佐々木朗希(左)とオリックス・山本由伸

 いよいよNPB最高峰の投げ合いが実現しそうだ。ロッテの佐々木朗希投手(21)とオリックスの山本由伸投手(24)が14日のオリックス戦(ZOZO)で投げ合うことが10日、有力となった。

 吉井監督はこの日「(朗希は)中7日で金曜日の頭に行きます」と明言。右腕はWBC後初登板となった6日の日本ハム戦(ZOZO)では164キロをマークし、6回1安打無失点11奪三振の快投で1勝目。チームは7日に試合がなかったことで、中7日となる14日のオリックス戦での登板が決まった。

 対する山本も中7日で登板見込み。これまで何度か両右腕の対戦が予想されてきたものの、登板順がずれるなど実現はしなかった。日本球界の将来を背負う期待がかかり、ともに侍ジャパンに選出されWBCに出場。投手コーチを務めた吉井監督も大会前から準決勝、決勝が行われる米国で「2人を登板させたい」と話し、実際に準決勝で朗希―山本のリレーを実現させた。

 朗希が以前、山本との対戦に「僕は勝ちがつかなくなるのでイヤです」と冗談交じりに話していたように、どちらも必勝を期して送り込みたい存在であることは間違いないが「WBCで野球の楽しさを知ってもらえた。この思いをしぼませないように」と話していた吉井監督の思いもこの対戦につながっていそうだ。

 普段はニックネームで呼び合って連絡も取り合うなど兄弟の様に仲が良い両腕。WBC準決勝・メキシコ戦では、サヨナラ打を放ったヤクルト・村上に、タンクに入ったスポーツドリンクを頭からかけた行動も話題を呼んだ。「先発はゲームの勝敗を握る選手。その日は王様扱いで機嫌良く投げてもらえたら。(朗希の登板日は)秘密にしといてください」と笑った吉井監督。昨季完全試合を達成した朗希とノーヒットノーランを達成した“無双右腕対決”の行方に注目が集まる。(小田原 実穂)

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