存在感増すオリ育成出身ルーキー茶野 高木豊氏「理に適った打ち方している」

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2023.4.10(月) 06:59

茶野篤政 [写真=北野正樹]

◆ パ・リーグトップの打率.414

 オリックスの育成出身ルーキー・茶野篤政選手が9日、日本ハム戦(京セラD大阪)で、プロ入り後初となる3安打猛打賞をマーク。パ・リーグの打率ランキングでトップに躍り出た。

 開幕戦からスタメン起用されている茶野は、4試合連続「1番・右翼」で先発出場。相手先発のドラ2右腕・金村尚真と対戦し、初回、2回と2打席連続で中安打で出塁すると、7回の第4打席で右安打を放ち5打数3安打。連続試合安打を「7」に伸ばし、シーズン打率はリーグトップの「.414」にアップした。

 9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の高木豊さんは、「茶野は『流行り物、ブランド品には目もくれない。俺はこれを大事にするんだ!』というようなレベルスイングですよ」と、独特な言い回しでスイング軌道に言及。

 続けて、「今どき少し“煽り打ち”が流行っているんでしょうけど、ボールのラインにしっかりバットを入れている。だから狂いが少ないバッターですよね。古いスタイルかもわかりませんけど、彼は今の腕力や体の力とか、理に適った打ち方をしていますよ」と打撃フォームを解説した。

 茶野は中京高(岐阜)から名古屋商科大、四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスを経て、昨秋の育成ドラフト4位でオリックス入りし、開幕前にスピード支配下昇格。プレシーズンに首脳陣からの信頼を勝ち取り、一気に定位置を確保しつつある。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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