◆パ・リーグ　オリックス４―２日本ハム（７日・京セラＤ）

　日本ハム・万波中正外野手が自らの誕生日を祝う２点適時打を放ち、今季初打点を挙げた。

　「１番・右翼」で先発出場。３点を追う７回２死満塁、オリックス２番手・阿部の投じた低め１３６キロスプリットを鋭く左前へはじき返した。ベンチに向かって両手を掲げて喜びを爆発させ「タイムリー打ちたいなと思って打席に行きました。打ててよかったです」と振り返った。１番に抜てきした新庄剛志監督は「きっちりね、満塁で打って。これでノっていってくれたらうれしい」と試合後に評価した。

　この日が２３歳の誕生日。打席に入る際にはバースデーソングが流れ「１打席目にああいう演奏をしてもらってありがたかった」とパワーをもらった。一方、ＷＢＣで世界一に貢献した相手先発・宮城大弥からは快音を響かせられず「なかなか打てる球がない。緩急もベースいっぱいいっぱい使われた。本当にいい投手」と力差を痛感した。

　チームはこれで昨年８月以来の５連敗。流れを変える一打を期待される若武者は「みんな勝ちたいと思ってやっている。最後の一本が出るように、根気強くやっていくしかない」と表情を引き締めて球場を後にした。

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