趣味「芝生の手入れ」の日本ハム・宮西尚生投手も感心、新球場エスコンの芝管理…担当記者コラム

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2023.4.6(木) 05:30

開幕戦でエスコンフィールド北海道に整列した日本ハムナイン

 日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」元年が幕を開けた。最大収容人数は約3万5000人で、開幕3連戦は超満員。世界初のグラウンドを一望できる天然温泉&サウナ、非対称の両翼に設置された開放型のブルペン…。数々の斬新な施設が設置されている中、チーム最年長の宮西尚生投手(37)は独自の視点から新球場の「気になること」を明かした。

 「あの芝をどうやって管理しているのか。どうしても考えてしまうよね」

 現役最多の810登板、歴代最多の380ホールドを誇る男の趣味は「芝生の手入れ」。約3年前から自宅の芝生養育を始め、庭には手入れ道具専用の倉庫を設置したほどの“本格派”だ。「芝生は生きているから。この時期は毎日、家で手入れしたいくらい。『気晴らし』といっても体は疲れるけどね」と笑顔で「芝生愛」を語った。

 エスコンは日本初の開閉式屋根付きの天然芝球場で、外野のガラス窓から入る日光と人工ライトで芝を照射。地下に敷かれた温水パイプで地表の温度をコントロールしている。

 北広島市における22年12月の平均気温は氷点下3・0度だった。宮西は「芝生は15度以下になると成長しないし、12度を切ると枯れ始めてしまうから。たぶん、常に15度以上の温度をキープしているはずなんよね」と分析し、「室内の北海道でこの寒い時期に、あそこまできれいな芝生が生えているすごさ。一番、興味があるね」と熱弁した。

 美しい緑色の芝は白球を映えさせ、新緑のにおいは試合の臨場感を高めてくれる。人工芝に比べて選手の体への負担も少なく、球団の「こだわり」が実ったグラウンドだ。「本当に、大変な手間がかかっていると思うよ」という鉄腕の言葉を忘れず、私も手間暇を惜しまず取材に励んでいきたい。(日本ハム担当・内田 拓希)

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