西武・松井稼頭央監督 (C) 産経新聞社

○ 西武 4 － 1 オリックス ●
＜3回戦・ベルーナドーム＞

　西武は開幕第3戦で今季初勝利。今年から一軍を指揮する松井稼頭央監督（47）にとってはうれしい“監督初勝利”となった。

　プロ入り初先発となった平良は立ち上がりから快投。150キロ超えの直球と多彩な変化球を駆使し3回までノーヒット投球を展開した。4回は無死一、二塁のピンチを招いたが、4番・杉本を遊ゴロ併殺に仕留めるなど後続をピシャリ。4回以降は要所を締め6回までゼロを並べた。

　しかし1点リードで迎えた7回、一死からオリックスの新外国人・ゴンザレスに痛恨の同点ソロ被弾。3球目のツーシームを左翼ポール際へ運ばれた。それでも7回115球、5安打1失点、9奪三振3四球の快投。同点の状況で降板したため先発初勝利はお預けとなったが、新たな先発の軸として期待感を抱かせた。

　打線は6回、2番・マキノンが来日1号ソロを左翼席へ運び先制。その後1－1の同点に追いつかれたものの、8回に二死一、三塁の好機で6番・鈴木が一塁線突破の適時三塁打を放ち勝ち越しに成功。さらに、オリックスのバッテリーミスの間に三塁走者の鈴木も生還し労せず4点目を加えた。

　投手陣は8回から小刻みな継投。3点リードの9回はドラフト4位の青山（亜大）がプロ初セーブで締め、3番手の佐藤隼に今季初白星が記された。