【西武】松井稼頭央監督、初陣は飾れず「最後の最後まで選手は粘ってくれた」

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2023.3.31(金) 22:28

戦況を見守った松井稼頭央監督(カメラ・小泉 洋樹)

◆パーソル パ・リーグ 西武2―3オリックス(31日・ベルーナドーム)

 あとわずかのところで監督初勝利が逃げていった。1点リードの9回、ドラフト4位ルーキー右腕の青山(亜大)に最後を託したが、2死からオリックスへ移籍した森に右越えソロを許し、同点の10回には新外国人右腕のティノコが宗に右越えソロを被弾。その裏の反撃も及ばなかった。痛恨の1敗にも松井監督は「最後の最後まで選手は粘ってくれた」と前を向いた。

 3年連続開幕投手の高橋が8回1失点と好投。9回は守護神の増田、ティノコ、水上らも控えていたが、指揮官は「きょうは青山で行くと決めていましたので」と説明した。オープン戦は5試合に登板し5イニング無失点と好調。「彼の気持ちの強さ、球の強さも含めて」と抑えに抜てき。今後については「その時の状況、状態であったりとかで」とパターンを固定せず臨機応変につないでいく考えだ。

 この日は7年ぶりに開幕戦のチケットが完売。2万7465人の前でスローガンの“走魂”はみせた。4回1死一塁から栗山の左中間を破る二塁打で一塁走者の外崎が一気に生還。9回は2死から四球で出た金子が次打者の初球に二盗を決めるなど、一つでも先の塁を狙う姿勢は表れていた。「多くのファンの皆様に球場に来ていただいて、背中を押していただいたんですけどね。何とかあした勝利を届けられるように、また頑張っていきたいと思います」と松井監督。気持ちを切り替えて初勝利をつかみにいく。

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