
◆オープン戦 西武―阪神(21日・ベルーナドーム)
左翼席へと伸びていった打球の行方にちらりと視線をやって、中村はゆっくりと一塁へ走り出した。8回2死。カウント1―0から岩崎が投じた真ん中高めの変化球を見逃さない。中村らしい豪快なオープン戦1号。「打ったのはツーシームだと思います。打ててよかったです」とうなずくと、続いて代打で出た大阪桐蔭の後輩・仲三河も右越えソロ。「ナカミ、ナイスバッティング」と自分のことのように喜んだ。
今季で40歳を迎えるベテランはじっくりと開幕を見すえる。17日からのロッテとの3連戦は出場せずに調整してきたが、しっかりと結果を披露。「松井監督も「すごいね。もうさすがとしか言いようがない。あの一発で決めるのは中村しかできないこと。非常に大きな本塁打だったし、チームにとっても非常に大きかった」とほめたたえた。
栗山とともにチームには欠かせない大きな存在。「1打席1打席をムダにしないで、しっかりいい打撃をしていきたいですね」と浮かれることなく22年目の開幕へ進んでいく。