【侍ジャパン】ヌートバー&近藤健介の絶好調1、2番コンビで先手必勝狙う 16日イタリア戦
スポーツ報知
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2023.3.16(木) 04:50
絶好調の1、2番コンビが先手必勝を狙う。1次ラウンド(R)全4試合で1番を務めたカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(25)と2番に入ったソフトバンク・近藤健介外野手(29)は、ともに打率4割超、出塁率5割超をマーク。一発勝負となる準々決勝へ、近藤は「早い段階で点を取れれば」と先取点の重要性を強調し、3番・大谷へとつながる上位打線での先制攻撃で主導権を握る構えを見せた。
いよいよ始まる一発勝負の負けられない戦いに向け、国際大会の経験豊富な近藤が勝利のカギに挙げたのは“先手必勝”だった。「先に援護できるように、というのは、みんなが思っていることだと思う。早い段階で先制点を取れればと思っている」。ヌートバー&近藤の1、2番で、イタリアに先制攻撃を浴びせる算段を立てた。
1次R4連勝は“ヌーコン”がけん引した。ヌートバーは14打数6安打の打率4割2分9厘、出塁率は5割7分9厘。近藤も15打数7安打の打率4割6分7厘、出塁率6割をマークして2人合計で14得点。「1、2番でしっかり塁に出て(3番の大谷)翔平以降で点が入るように」と近藤が語るように、驚異的なチャンスメイク能力で打線を支えた。
決める能力も兼ね備える。10日の韓国戦(東京D)では、3点を追う3回無死一、二塁でヌートバーが反撃ののろしを上げる中前適時打。続く近藤も中越え適時二塁打で続き、この回一挙4得点の逆転劇を演出した。3番に控える大谷は、ここまで12打数6安打の打率5割、1本塁打、8打点。近藤は「ここからは投手のレベルももっと上がってくる。そうそうチャンスはないだろうけど、どこかでたたみかけられれば」と、好調な上位打線から波状攻撃をイメージした。
ヌートバーと近藤はこの日、東京Dでフリー打撃などで調整。ヌートバーは1次R終了後に山本、高橋宏らとすし店を訪れた。日本の高級すしを味わうのは初めてで、高橋宏が「『なんだこれ!』という感じでずっと食べていました」と証言するなどリフレッシュ。準々決勝へ向けて英気を養ったようだ。
米国行きを懸けた一戦へ、近藤が「明日に向けていい調整になった」と話せば、ヌートバーも「体調的にはいいし、気分がいい」と準備は万全。日本が誇る1、2番が電光石火の先制攻撃を仕掛ける。(小島 和之)
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