【日本ハム】ドラフト4位・安西叶翔が卒業式出席、先輩・奈良間大己と菊川タッグへ「一日でも早く実現できれば」

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2023.3.3(金) 11:47

常葉大菊川野球部の同級生に囲まれ記念撮影に納まる安西(前列中央、カメラ・森 智宏)

 常葉大菊川の卒業式が2日に行われ、日本ハムのドラフト4位・安西叶翔投手(18)が出席。久々の仲間との再会を楽しんだ。自身は1月の新人合同自主トレ中に腰痛を発症するも徐々に回復。同校の先輩で日本ハムにドラフト5位で入団した奈良間大己内野手(22)=立正大=と新球場エスコンフィールドでの“菊川タッグ”にも意欲を示した。さらにセンバツ高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)に出場する後輩にも熱いエールを送った。

 真っ黒に日焼けした安西がプロで戦う男の目になっていた。卒業式に出席するため、1日に約2か月ぶりの帰静。「焼けたな、一回りでかくなったね」などとたわいもない会話が飛び交い「いい息抜きになった」と笑顔。3年間ともに汗を流したチームメートと記念撮影などを行い「3年間、成長させてもらった」と卒業証書を片手に振り返った。

 剛腕が日本ハムの新球場「エスコンフィールド」で“菊川タッグ”を夢見る。同校の先輩・奈良間がルーキーながら1軍で大活躍。「本当にすごい。色々な刺激をもらっている。自分も負けないようにしたい」と必死に背中を追いかける。「(奈良間)大己さんから(安西)叶翔の後ろで守りたいと言ってくれている。一日でも早く実現できればと思っている」と目を光らす。

 1月の新人合同自主トレ中に腰痛を発症したが、焦らずに約2か月間のキャンプは自分磨きに専念した。「この2か月があったから1軍で活躍ができたと、のちのち言えるようにしたい」と前向きにとらえている。腰に負担のかからないフォームなどを見直し、地道なリハビリを終え、現在は18メートルの距離のキャッチボールを再開。「もうすぐブルペンに入れる」と順調だ。

 昨年の12月まで一緒に練習し、センバツ高校野球大会に出場する後輩へ「普段通りの力を発揮できれば全国でも戦える」と聖地での躍動を楽しみにした。卒業式後はすぐに羽田空港から北海道へと向かい、3日にチームへ合流する。今季は「学びの年」と目標を設定。「与えられた機会で結果を残して、1軍にいけるようにしたい」。“菊川魂”を胸にプロの世界での成功を誓った。(森 智宏)

 ◆内藤 大輝(ないとう・だいき)2005年9月29日、藤枝市生まれ。17歳。小学3年時に高洲野球スポーツ少年団で野球を始め、高洲中時代は軟式野球部に所属。177センチ、71キロ。右投左打。

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