【日本ハム】開幕投手内定の加藤貴之がエスコンマウンドで決意「改めて負けたくない」…新球場初練習

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2023.3.2(木) 03:20

 日本ハムは1日、今季からの新本拠地となる「エスコンフィールド北海道」で初練習を実施した。投内連係やノック、打撃練習が行われ、投手はマウンドやブルペン、野手は天然芝や土、フェンスの跳ね返りなどを入念に確認した。開幕投手に内定している加藤貴之投手(30)は新球場のマウンドに好感触を示し、3月30日の楽天戦に向け「改めて負けたくない」と決意した。

 午後3時。初めて新球場のグラウンドに足を踏み入れた加藤貴は、一目散にマウンドへ向かった。チームの船出を託される男は特別な思いを胸に、何度も感触を確かめ「改めて負けたくないと思った」と開幕戦への覚悟をにじませた。

 心が躍った。「更地の時にしか来たことがなかったので感動しました。すごかった」。前回足を運んだ時には想像もできなかった光景に、感謝の思いも湧いた。入念にチェックしたマウンドには好感触を示し「(開幕戦は)ナイターなのでまだわからないけど、投げやすさは感じた。土は硬め。傾斜だったりも札幌ドームとそんなに差はないと思う」と頼もしく話した。

 形状から、札幌Dより本塁打が出やすいといわれていることについては「狭いのは右中間、左中間かな。僕の中でそこまでライトフェンスが近い感覚はなかった。そこまで意識はしてないです」と背番号14。エスコン初実戦となる2日の紅白戦では先発予定。開幕まで約4試合の登板が想定される左腕は「本当にあそこで投げるんでね。しっかり責任を持った一日にしないといけない」。迫る3・30へ、目の色が変わった。

(堀内 啓太)

 〇…昨季の首位打者、松本剛が今季の好調を予感させた。打撃練習では鋭い振りを披露。打席内での景色について「特に大きな変化はないし、僕としては結構打ちやすかった」と笑顔。選手会長として挑む新球場元年に「とても良い環境。少しでも早く慣れていいプレーを見せられたら」と意気込んだ。

 〇…札幌出身の3年目の今川は外野守備での対応の難しさを口にした。芝の長さやクッションボールを繰り返し確認し「フェンスの角度や素材、硬さもレフトとライトで様々なので慣れるのに時間がかかりそう。(打球は)芝が長いので死ぬ。打者目線だとゴロでの長打は減りそう」。打球の見え方については「夜は照明で見やすいけど、昼間は光が入るのでサングラスが必要かも。天井は黒いので見やすい」と振り返った。

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