【侍ジャパン】周東佑京、代走3球で同点ホームのち2球でV生還…足攻に「いい仕事」

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2023.2.27(月) 05:50

二塁盗塁を決める周東佑京

◆カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2023 日本4―2ソフトバンク(26日・ひなたサンマリンスタジアム宮崎=観客2万6382人)

 ソフトバンク・周東佑京が自分の役割を完璧に遂行した。同点の9回1死。普段は同僚の松本裕から左前打を放つと、続く源田の初球にスチールを敢行。相手捕手の悪送球も誘い、一気に三塁を陥れると源田の右前適時打で決勝のホームを踏んだ。出塁してからわずか2球の“足攻”。「今までやってきた中で初球が一番チャンスだと思っている。いい仕事ができました」と笑った。

 2人による4年前の“再現”だった。19年のプレミア12。スーパーラウンド初戦のオーストラリア戦(ZOZO)では1点を追う7回無死一塁で代走出場。二盗、三盗とかき回し、源田のセーフティーバントで同点の生還を果たした。この試合の逆転勝利、そして世界一奪還につながった快足は今なお健在だ。「あの場面で1球目から走れることはすごいですし、流れにうまいこと乗せてもらった」と源田も周東を持ち上げた。

 背番号9は5回にも代走できっちり仕事を果たした。無死一、三塁で登場。岡本和の打席で笠谷の2球目がワンバウンドした隙を見逃さず、素早く二塁へ(記録は暴投)。さらに周東の足を気にしたのか、捕手の送球を二塁・三森が捕り損ね、三塁走者が生還。周東も三塁に達した。その後、岡本和の二ゴロで登場からわずか3球で生還。「もっとすごいことをWBCでやってくれることを信じてます」と栗山監督。“侍の飛び道具”が大舞台でも暴れまくる。(中村 晃大)

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