◆オープン戦　日本ハム５―４楽天（２５日・名護）

　日本ハムのドラフト５位・奈良間大己内野手（立正大）がオープン戦開幕戦の楽天戦で９回に代打で登場。痛烈な二塁打と好走塁でサヨナラ勝ちをお膳立てした。

　迷いはなかった。４―４で迎えた９回１死。奈良間は正遊撃手争いを繰り広げる上川畑の代打で登場。フルカウントから外角のカットボールを強振した。痛烈な打球が中堅左へ転がると、迷わず一塁を蹴った。「勝ちたいって気持ちが出た」と二塁ベースへ執念のヘッドスライディング。ユニホームを泥だらけにしながら、右手でこん身のガッツポーズを繰り出した。

　１７２センチのルーキーのガッツあふれるプレーで、球場の空気は一変。続く清水は「奈良間が気迫で行ってくれた。負けない気持ちでいい打席が送れた」と直後にサヨナラ右越え適時二塁打で試合を決めた。サヨナラのホームを踏んだ奈良間は「練習試合と違って応援もあって今までと違う雰囲気で、高まってた部分があった。その中でこうやって結果が出たのはうれしかった」と喜びをかみしめた。

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