【侍ジャパン】宇田川優希、「宇田川さんを囲む会」に感激「みんな優しい。自分を出していいんだと思った」
スポーツ報知
- ニュース
2023.2.22(水) 04:20
宇田川の声が弾んだ。宮崎強化合宿第2クール初日の21日、ダルビッシュ、宮城に続き、実戦形式の打撃練習に登板。安打性はなく、23球のうち13球がボール球だった。制球面の不安が出た形だが「元々(球が)荒れるタイプなので」と前向き。「アバウトなところですけど、捕手が構えたところに力強い球がいった。自分らしさは出ていました」と表情は明るかった。
20日夜は投手陣全員で食事会を開催した。ひと回り年上のダルビッシュが「宇田川さんを囲む会に参加させていただきました」と自身のSNSに、宇田川をセンターに呼んだ写真付きで投稿。昨年7月末まで育成選手だった24歳にとって、夢のような空間だった。
「僕が(チームに)なじめていない、という記事をみんなが見ていた。みんなが気をつかって、いろいろと話しかけてくれた」。物静かだが、話してみれば実は面白いキャラクター。減量中の焼き肉は「めっちゃ食べてました」(ダルビッシュ)と、こっそりチートデーにしたようだが「みんな優しくて。自分を出していいんだ、と思った」と極上のチームワークに感謝した。
精神面の充実によって、課題だったWBC球にもポジティブ思考で適応。159キロの剛腕が一気に開眼しそうだ。(長田 亨)
* * * * *
ダルビッシュ(20日の“宇田川会”について)「1年前は育成で、いきなり侍ジャパンに来て、さらにここでも減量だとか、ボールが―とかは、1人の人間が背負うにはあまりに大きすぎる。それはすごく嫌だったので」
関連ニュース
・【写真】正座して監督の話を聞く礼儀正しさも
・【ロッテ】元Gポランコが移籍初安打「順調には来てます」
・【侍ジャパン】宇田川優希は制球に課題残す 前夜は投手陣全員で“宇田川会”を開催
・【オリックス】ドラフト1位・曽谷龍平、実戦形式の打撃練習に初登板 「空振りを取れたのは大きい」直球に手応え
・【30人の侍】山本由伸「ヒット一本すら打たれたくない」必ず世界一を…独占コラム「球道夢想」特別版