◆練習試合　楽天１１―４ＤｅＮＡ（２１日・宜野湾）

　楽天は１３安打を放ち１１得点でＤｅＮＡに快勝。今季初の対外試合に出場した浅村栄斗内野手が今季初打席の初球、直球をバックスクリーン右に２ランを放ちチームに流れを引き寄せた。

　初回２死三塁、浅村が初球の直球をたたくと打球は中堅手の頭上を越える豪快な一発に。「あまりボールを見ようと思わなく、今の自分の体の状態で確かめたかった。（体が）反応したら打ちに行こうと思って、少しボール気味だったけど、うまく打てたと思います」と納得のホームランとなった。

　３回には先頭の小郷裕哉外野手が中越えのソロ本塁打を放ち、５回２死満塁では黒川史陽内野手が内角の直球を右翼へたたき込むなど快音が響き、リードを広げた。

　投げてはこの日、合流したドラフト６位ルーキーの林優樹投手＝西濃運輸＝が８点リードの７回からプロ初登板。先頭の神里に二塁打を許すと、続く山本に適時二塁打を打たれ得点を許し、１回２安打１失点とほろ苦いデビュー戦となった。石井一久監督は「前も言いましたけど、ルーキーなので最初の登板はどうしてもアップアップしてしまう。今後２回３回とマウンドに立っていく中で自分のマウンドさばきを出してくれればいい」とコメント。今後の活躍に期待した。

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