ロッテは１２日、前日に引き続き、２０１４年秋から交流戦（新型コロナ禍の２１、２２年を除く）を行っている台湾の楽天モンキーズとの練習試合を行った。盛り上がりの中心にいたのは、楽天モンキーズのチアリーダー「Ｒａｋｕｔｅｎ　Ｇｉｒｌｓ」のリン・シャン（２５）。驚異的な人気を誇るカリスマのプロフェッショナリズムをロッテ担当の小田原実穂記者が「見た」。

　石垣島キャンプの観衆は今年最多の４５００人。選手より視線を集めていたとさえ感じたのが、楽天ガールズのリン・シャンだった。

　初めて見た時は抜群のスタイルと圧倒的なオーラに衝撃を受けた。チアリーダーを務めながらモデル業もこなす人気タレント。インスタグラムのフォロワーは１４７万人を超え、絶大な支持を得ている。

　美人ぞろいの「楽天ガールズ」。日本のチアと同様、はじける笑顔で踊る姿が印象的だが、ファンとの距離の近さに驚いた。日本では攻撃中、スタンドでチアガールが踊ることは少ないが、彼女たちは気温２６度の中、曲に合わせて踊りながらファンとともに声援を送る。「ファンのみなさんと一緒に喜びを分かち合えることが魅力」と台湾のチアならではの魅力を熱弁し、「ファンの皆さんから『元気なリン・シャン』っていうニックネームももらってるんです」と笑った。

　アイドル級の人気を誇るリン・シャンだが、裏では超ストイック。支給されるユニホームはキッズサイズで、それに合わせた体形を維持することが決められているという。普段はジュースなどは飲まず、基本は水。油物や加工食品も避けている。きれいな美腹筋も寝る前の腹筋トレーニングのたまものだ。チアの仕事以外にも週に２、３本はＭＣの仕事をこなし、毎週バラエティー番組に出演。超多忙で食事をとれない日もあるという。

　初の石垣島では石垣牛の焼き肉やドン・キホーテでの買い物も堪能。取材後は約１０００人を超えるファンのサインに応じていたが、球場を後にするまで笑顔だった。最後は日本語で「みんな大好きだよ～！」。台湾チアのプロフェッショナリズムに触れ、爆発的な人気にも納得できた。（小田原　実穂）

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