【日本ハム】ドラ1の二刀流・矢沢宏太 紅白戦で初安打も3走塁死

スポーツ報知

  • ニュース

2023.2.12(日) 03:10

3回2死一塁、牽制球でアウトになる代走・矢沢宏太(左は清宮幸太郎)

 日本ハムのドラフト1位で二刀流の矢沢宏太投手兼外野手(22)=日体大=が、11日の紅白戦で“プロ初安打”を放った。白組の「2番・右翼手」で出場し、初回に実戦9打席目で投手強襲内野安打。一方で3度の走塁死も記録し、収穫と課題を見つける結果となった。

 初回に待望の一打が生まれた。先頭打者の矢沢が136キロ変化球を振り抜き、紅組先発・田中正を強襲する内野安打。実戦3試合、9打席目で初安打をマークし「一本出てからは、今までと違った余裕が少しありました。ほっとしました」と頬を緩めた。

 課題も見えた。初回1死二、三塁。アルカンタラが左前にポトリと落ちる安打を放つも、三走の矢沢はスタートが遅れて本塁憤死。走塁の実戦経験を積むために2度“臨時代走”として出場したが、3回にけん制死、5回は盗塁死と計3度の走塁死となった。

 日体大時代は投球への影響を考慮し、ヘッドスライディングをしてこなかった。プロでは50メートル5秒8の俊足を生かし、「盗塁がしたい。ヘッドスライディングの基本から、リードから学んでいる」。代田走塁コーチ、森本外野守備走塁コーチからマンツーマンの特訓を受けている。

 この日は実戦3戦目で初めて初回から右翼守備にも入った。2回には後方の飛球を好捕し「フェンスを確認しながら守ることは森本さんに言われている。いい距離感を感じながらプレーできた」。投打二刀流ルーキーが、走守も磨いていく。

(内田 拓希)

 〇…ドラフト2位・金村尚真投手(22)=富士大=が地元で3者凡退斬りを見せた。2回から登板し、初実戦のマウンドで先頭・水野への2球目に球場表示で151キロをマーク。その後遊飛に打ち取ると、谷内をスライダー、伏見はスプリットで2者連続三振に仕留めた。沖縄出身の右腕はスタンドから大拍手も受け「すごく幸せなこと。持ち味をしっかり出せたし、自信になった」と汗をぬぐった。

関連ニュース

【日本ハム】逆輸入ルーキー加藤豪将、ダルビッシュ魂ヘルメットで3安打2打点
【日本ハム】ドラ2・金村尚真が初実戦で圧巻3人斬り「自信になる」地元・沖縄で151キロ含む2三振
【日本ハム】達孝太がブルペンでキャンプ最多の145球 「投げ込みたい」と1週間で380球
【日本ハム】新加入の田中正義が実戦初登板 紅白戦で「最初は緊張」も1回無失点
【日本ハム】ドラ1・矢沢宏太がプロ初安打 田中正義から強襲内野安打 紅白戦に「1番・右翼」出場

記事提供:

スポーツ報知