【ロッテ】沢村拓一効果で合言葉「ガリ」浸透…メジャー流「I got it」率先して口に…担当記者が見た

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2023.2.9(木) 05:30

練習中に笑顔を見せる沢村拓一(左は小島和哉)(カメラ・今西 淳)

 ロッテに3年ぶりに復帰した沢村拓一投手(34)=前レッドソックス=が石垣島キャンプで合言葉「ガリ」を浸透させている。吉井監督が目指す「MAJOR」なチームへの形成へ、早くも相乗効果をもたらしている剛腕の姿を担当の小田原実穂記者が「見た」。

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 「ガリ!」「ガリガリガリ!」。ロッテのキャンプでは球場のいたるところでこの言葉が飛び交っている。

 「I got it」。捕球時に「俺が捕る、行く」という意味で、野球ではよく使用される言葉だが、これまでチームは「OK」や「オーライ」がほとんど。「『OK! OK!』って言ったら外国人は何がOKか分からなくて、それこそconfuse(混乱)しちゃう」と吉井監督が今キャンプからチームルールとして取り入れた。

 戸惑う選手もいたが、率先して口にしたのが、5日に合流した沢村だった。「本場見せたるわ!」。投内連係で発音のいい英語でお手本を示すと、あっという間に浸透。8日の練習では野手からもノックなどで「ガリ!」の声が上がり、活気を生み出した。

 「『アガリ一丁!』みたいな感じで言ってくれても通じるからな」と笑う指揮官が目指すのは、名実ともに「MAJOR」なチーム。この合言葉も外国人選手らとのコミュニケーションや、将来選手がメジャーに行く可能性も視野に入れてのものだ。「自分一人が入ったところで何かが劇的に変わることはないと思うけど、ただ地に足つけて練習に取り組めたら」と話していた沢村が、チームの進化を促している。(小田原 実穂)

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