【日本ハム】五十幡亮汰、今季こそ1番・中堅!紅白戦で足と肩で魅せた
スポーツ報知
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2023.2.6(月) 04:50
日本ハムの新リードオフマンが足と肩で魅せた。沖縄・名護キャンプ中のチームは5日、2度目の紅白戦を行った。主力組の1番・中堅で出場した五十幡亮汰外野手(24)は初回、四球で出塁すると盗塁と相手失策で三進し、犠飛で先制の生還。2回にはボークを誘う走塁で三進と、チーム一の俊足でかき乱した。守っても1回にダイレクト返球で補殺と、目標の定位置取りへ、存在感を存分に示した。
日本ハムが誇る韋駄天(いだてん)が、名護のグラウンドで躍動した。初回、30メートル走をチームで唯一3秒台で走る足で先制のホームを踏む。真骨頂は2回。二塁からディレードスチールを敢行。立野のボークを誘い、三塁を陥れた。「盗塁にはならなかったけど、相手にはプレッシャーをかけられたかなと」。1回裏にはダイレクト返球で補殺を記録。「新庄監督から3メートル手前にたたきつけるつもりで投げろと言われていた。ノーバウンドで突き刺すイメージは持っていた」。取り組みが結果につながったことを喜んだ。
1日に続き、主力組の1番中堅を託された。「理想は相手が嫌がるリードオフマン」と話す通り、3打席無安打も、四球と併殺崩れで塁に残り、足でかき回した。「刺せるなら刺してみろと思えるくらいの自信が付くまでにする。それが自分の仕事」。打率は追い求めつつ、今季最も重視するのが出塁率。「自分が走者で警戒されれば、打者には真っすぐ系が多くなったり、野球の幅が広がると思う」。持ち味を生かすことに注力し、チームの核を目指す。
1年目は左太もも裏の肉離れ、昨年は腰を手術した。「プロとしてけがしないのが大切」と、今オフは走る際も直線ではなくカーブを入れるなど、あえて肉離れした時と同様の変化ある動きを採用。ガムシャラに走らないことで「出力をコントロールするのが下手」と話す弱点を補ってきた。
広島・秋山翔吾外野手と自主トレもし「最後まで走り切るなど野球に対する姿勢を学んだ」と収穫を得た。「任せられる1番になるために、まずはレギュラーをしっかり勝ち取りたい」。3年目の飛躍へ、五十幡がアピールを続ける。(砂田 秀人)
◆矢沢“プロ初打点”
〇…ドラフト1位の矢沢宏太(22)=日体大=が“プロ初打点”を挙げた。1回無死三塁、カウント2―2から「追い込まれて内野が前に出たので。すくって犠牲フライを打ちに行った」と話す右犠飛で五十幡が生還。「一番内容があったのは1打席目」と口にした。2戦連続で主力組の2番を任され「前回は自分がどうするかだったが、今日はよりゲームを意識した」。打線のつながりを最優先に考えた結果が先制点と、進化を結果に結び付けた。
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