【ロッテ】打順別で打率.209 本物の4番打者よ出てこい!

ベースボールキング

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2023.2.4(土) 09:32

ロッテの山口航輝(左)と安田尚憲(右)

 打率.209(521-109)、15本塁打、62打点。

 この数字は、昨季4番でスタメン出場したロッテの選手たちの成績だ。チーム全体の“4番打者”の成績としてはかなり寂しい。昨季の開幕戦は21年にチームトップの29本塁打、95打点を挙げたレアードが4番に座ったが、開幕から状態が上がらず、マーティン、佐藤都志也、山口航輝など8人の選手が4番で出場。2番や3番の打順を打つことの多い中村奨吾も4番に座り、6月1日のヤクルト戦ではプロ入り後初めて4番で出場して本塁打を放ち、全打順本塁打を達成した。

 夏場以降は将来の4番候補・山口、安田が出場することが多く、安田はシーズン最終戦となった10月2日のソフトバンク戦、『4番・三塁』で出場し7回の第4打席に適時二塁打を放つなど、3安打1打点の活躍を見せた。シーズン通して、4番打者を固定することができず、最多出場は山口の35試合、最多本塁打はレアードの4本、最多打点も山口の16打点と、冒頭にも述べたように物足りない数字だった。

▼ 4番でスタメン出場した選手の成績
山口航輝 35試 率.209(134-28)本3 点16
レアード 33試 率.176(125-22)本4 点13
安田尚憲 32試 率.245(106-26)本2 点15
佐藤都志也 20試 率.250(76-19)本2 点7
井上晴哉 12試 率.182(44-8)本1 点5
マーティン 7試 率.136(22-3)本1 点3
中村奨吾  3試 率.300(10-3)本2 点3
角中勝也  1試 率.000(4-0)本0 点0


◆ 物足りなかった4番打者

 昨季はシーズン全体で見ると4番打者の数字はかなり残念な結果に終わったが、夏場以降、安田、山口が4番で出場して特にシーズン終盤は打線としての繋がりもあった。

 安田は9月18日の日本ハム戦、『4番・三塁』で出場し、初回の第1打席に犠飛、続く3回の第2打席にセンターへ適時打、4-4の9回二死二、三塁の第5打席にライトスタンドに決勝の第8号3ランと、1ホーマー、5打点の大暴れ。山口も9月7日の西武戦と9月10日の楽天戦で1本塁打、3打点と打っている。

 現状のチーム状況を考えれば、長打力の打てる外国人選手が4番にどっしりといるのが理想ではあるが、常勝軍団を掲げるチームにおいて、長い目で見ると安田、山口のどちらかが4番に定着できるのであればそちらの方が良い。

 安田と山口に期待をかけてしまっているが、完全にレギュラーを定着したわけではなく、両選手とも練習試合、オープン戦からアピールしていく必要がある立場ということも忘れてはならない。昨季の終盤のような働きを見せてくれれば、4番候補は間違いなくこの2人になる。安田、山口が本格開花すれば、4番だけでなく、その前後の打順も昨季からパワーアップする。髙部瑛斗、荻野貴司のチャンスメーカーはおり、ポイントゲッターが機能すれば得点力は上がっていくはずだ。

文=岩下雄太

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