【日本ハム】松本剛がキャンプ初日の紅白戦でマルチ安打、石井一成は今季チーム1号

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2023.2.2(木) 11:08

1回2死、左前打を放った日本ハム・松本剛(カメラ・中島 傑)

 背番号7となっての初実戦で、新選手会長が結果を出した。日本ハムの沖縄・名護キャンプ初日となった1日、紅白戦が行われた。白組の3番左翼で出場した松本剛外野手(29)は、1、2打席目に連続で安打と、昨季のパ首位打者が上々のスタートを切った。

 2023年“初安打”に、松本剛の表情が緩んだ。1回の第1打席、鈴木の外角スライダーに巧みにバットを合わせて左前へ運ぶと、一塁上で手を叩いて喜んだ。「実戦はとにかく安打を打ちたいと思って打席に立っている。その中でも1打席目に安打が出たことは、本当にホッとします」。そう言ってほほ笑んだ。

 昨季はプロ11年目で初の首位打者に輝き、背番号は12から7に変更された。中心選手として迎える今年、紅白戦とはいえ高い意識を持って臨んだ。「結果はどの立場になっても必要。僕らは一年一年が勝負なので。そこは変わらず結果を求めてやっていきます」。慢心することなく、日々取り組み、昨季に劣らぬ数字を追い求めていく。

 ソフトバンクに移籍した同い年の近藤に代わり、選手会長にも新たに就いた。選手間ミーティングの実施など、先頭に立って意見交換していくことを公言している松本剛は「これからいろいろと起こることはたくさんあると思うが、若い選手を含め話し合いながら、一つ一つクリアしていけたら」と一体感を築くための道筋を思い描いた。プレー、行動両面で、チームをけん引していく。

 この日守備に就いた際には06年から3年間、ゴールデン・グラブ賞を受賞した森本稀哲コーチが真後ろにつき、ポジショニングなどの指導を受けた。「細かく教えてもらえたのでその感覚を大事にしたい」と感謝しつつ「言われるだけではダメ。自分たちで考えてできるようになりたい」と向上の必要性も感じ取った。最下位からの巻き返しへ、松本剛があらゆる面で先頭に立ち、強い集団へ押し上げる。(砂田 秀人)

 〇・・・石井一成内野手(28)が、今季チーム“第1号”を放った。2回、無死一、二塁、左腕・上原の144キロを右翼席へ運び「素直にうれしいです」と口にした。今オフはパワーアップに取り組み、体重は3キロ増え、自身最高の83キロに。「筋肉量だけで2、3キロ近く増えたので」と中身も伴った増量効果を、初実戦で示した。目標に掲げる二塁の定位置取りへ「けがなく、レベルアップできるように充実したキャンプを過ごしたい」とアピールしていく。

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