【日本ハム】吉田輝星、金メダリスト・吉田沙保里さんの金言受け「先発ローテに2ケタ」狙う

スポーツ報知

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2023.1.30(月) 11:17

沖縄・名護のブルペンで投球する日本ハムの吉田(カメラ・砂田 秀人)

 日本ハムの吉田輝星投手(22)が、沙保里の金言を生かし、ローテ入りを狙う。沖縄・名護での合同自主トレに28日から加わっている輝星が29日、初のブルペン入りし、46球を投じた。沖縄入り前の21日、五輪女子レスリング3大会連続金メダリストの吉田沙保里さん(40)と会食。食との向き合い方など、競技との取り組み方を再確認した。刺激を受けて臨む今季、先発で2ケタ勝利という夢の成就へ、キャンプからアピールしていく。

 輝星が、プロ5年目の目標をはっきりと言葉にした。「先発ローテに入って2ケタ勝ったりというのを思い描いて、プロ野球選手になったので。絶対、その夢はかなえたい」。昨季は自己最多の51試合に登板し、2勝3敗5ホールドと初の1軍完走を果たすも、先発は4試合。更なる飛躍へ、今季はローテの一角に割って入る。

 大先輩との出会いに気持ちが高ぶった。21日、五輪3連覇の吉田沙保里さんらと会食した。同姓が縁で訪れた機会を輝星は「スポーツらしい話はあまりしてない」と笑ったが、多くの言葉を聞き「考え方がすごいなと。現役の時は全然外食はしなかったっていう話を聞いて。当たり前のことだが、シーズン中はしっかりするということを再確認できた」と野球との向き合い方に置き換えた。

 これまでも先発の4日前以降は飲酒を避け、食事も栄養面を考えながら取ることを心掛けてきた。そこに沙保里さんの考えも受けて迎える今季へ「去年は疲れに追いつくコンディショニングができなくて、調子の波が出た。今年は状態を整えながらシーズンを過ごすことが大事。運動量を確保しながら体脂肪を減らすとか、気をつけたい」と通年で戦力となることを目指す。

 この日のブルペンではオリックスからFA加入した伏見寅威(32)が捕手を務めた。敵チームながら「構え方やキャッチングが好きだなと思って見ていた」女房役と初共演し「的がすごく大きく見える感じのしゃがみ方。投げやすかった」と好印象を抱いた。投球後は10分近く、ボールの印象などを話してもらい「勉強になった」と収穫を得た。数々の刺激をもらった自主トレ期間を今日30日に終え、輝星が2月1日から成果を形にしていく。(砂田 秀人)

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