【日本ハム】ドラ1矢沢宏太 初フリーでバックスクリーン弾「大学時代入らなかった」けどパワーアップ?

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2023.1.30(月) 06:00

ティー打撃を行う矢沢

 日本ハムのドラフト1位で二刀流の矢沢宏太投手(22)=日体大=が29日、沖縄・名護市の先乗り自主トレに合流した。初めて屋外でのフリー打撃を行い、49スイングでサク越え2本を含む安打性15本。トレーニングの成果を披露した。

 最終組でフリー打撃に入ったルーキーに、周囲の選手も足を止めた。マシン相手の27スイングは、合わせたような逆方向への打球が多く安打性は5本。しかし、打撃投手と対するとスイングが変わった。球場は中堅122メートル。力強いフルスイングで2スイング目にバックスクリーン右へたたき込むと、12スイング目にも再び中堅右へ運んだ。サク越え2本を含め、22スイングで安打性を10本放ち「センターに入ったけど、大学時代は入らなかった。(フリーでは)初めて。パワーアップしているなという感じはします」とうなずいた。

 周囲からは感嘆の声が上がったが、なぜか浅間からは「和製清宮」の声援が。「意味分かんないですよ」と苦笑した清宮は「体小さいんですけど、振る力がありますし、センターにもバンバン放り込んでてさすがだなと思いました」。合流初日で「野球することより、まずあいさつすること」と緊張気味だった矢沢だが、チームメートへあいさつ代わりの2発にもなった。

 最初の照準は2月1日の紅白戦。ここまでの流れなら、クール2日目の30日はブルペン入りするが「入ってもすごく軽くになるのかなと。まずは1日の紅白戦。ピッチャーとしての実戦はまだなんで、まずは野手としてしっかり準備していきたい」。印象を上回るパワーで、今度は新庄監督の視線を独占する。(山口 泰史)

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