【オリックス】山崎福也、脳腫瘍患者支援団体への寄付を発表 大切な友との別れを胸にプロ9年目に臨む

スポーツ報知

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2023.1.29(日) 05:00

日大三時代の山崎福(左)と勝又祐輔さん(山崎福提供)

 オリックスは28日、山崎福也投手(30)が114万円(昨季のイニング数×1万円)を脳腫瘍患者の支援団体に寄付すると発表した。中学3年時に診断された脳腫瘍を乗り越え、命の尊さをかみしめながらプレー。今季もホスピス団体を中心に物資を寄贈することを決めた左腕は、つらい別れを糧にプロ9年目に臨む。その覚悟と使命感をオリックス担当の長田記者が「見た」。

 山崎福には大切な友がいた。勝又祐輔さん。同じ脳腫瘍を患い、小学2年から闘病生活を続けていた9歳年下の大学生だ。初めて会ったのは日大三3年でセンバツ準優勝を果たした直後。「同じ病気を克服した選手がいる」と祐輔さん側から手紙が届いたのがきっかけだった。

 祐輔さんも元野球少年。治療などの影響で高次脳機能障害が残った。夢を断念せざるを得なくなっても、山崎福の存在が元気の源だった。明大進学後も交流を深め、プロ入り後はキャンプ地や球場でも観戦。入院やリハビリを繰り返しながら、応援を続けてくれた。

 しかし、今年1月7日に祐輔さんの体調が急変。21歳の若さで亡くなった。山崎福は自主トレを中断し、静岡・御殿場にある祐輔さんの自宅へ向かった。「祐輔くん、今まで本当にお疲れさまでした。僕のことをこんなに応援してくれて、本当にありがとう」。つらく早すぎる別れに涙をこらえ、手を合わせた。

 昨季のイニング数に応じて積み立てた計114万円を脳腫瘍患者の支援団体へ寄付。今季はホスピス団体を支援することも決め、26日には、小児がんなどの子どもが対象の施設「TSURUMIこどもホスピス」を訪問した。「たくさんの方々に支えてもらったおかげで生きることができ、好きな野球ができています」。使命と覚悟を持ち、左腕を振る。(長田 亨)

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