３月に開幕するＷＢＣ日本代表に内定している楽天・松井裕樹投手（２７）が２３日、楽天モバイルパークで自主トレを公開。２０１７年大会以来６年ぶりの日本代表復帰を果たし、世界一へ役割を問わずフル回転する覚悟を示した。

　悔しさをバネに再び日の丸を背負う。前回大会はチーム最年少の２１歳で出場。３試合に登板し、２回２／３を無失点に抑える活躍を見せたが、２１年の東京五輪では落選。侍へ返り咲きを果たし「悔しい思いを持って、日本代表を目指してやっていた。しっかりと力になって自分の与えられた役割を全うできるように。勝ちにこだわっていかないといけない」と気を引き締め直した。

　準備は着々と進んでいる。「仕上がりという意味では（例年より）早いかなと思います」。練習ではメジャー球を使用。１月には７回ほど捕手が座った状態で投げ込み「落ち球とかもいい感じで投げられていた。ブルペンレベルではそんなに問題ないかなと思います」と外国人選手に有効とされるフォークにも手応えを得た。

　東京五輪で抑えを務めた広島・栗林、巨人・大勢らと勝ちパターンでの起用が予想されるが「チームジャパンの勝利のためにどこでも当然やるつもりでいます」とキッパリ。“何でも屋”としてフル回転する。（内藤　菜月）

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