オリックス・中嶋聡監督「奮い立たせてくれる」新キャッチフレーズ『We can do it!』発表

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2023.1.13(金) 18:45

2023年のキャッチフレーズを掲げる中嶋聡監督[代表撮影]

◆ 新人合同自主トレも視察

 オリックスは13日、2023年シーズンの新キャッチフレーズを発表した。

 リーグ連覇と26年ぶりの日本一を達成し、揺るぎない自信を手にして全員でさらなる高みを目指すチームの合言葉は「We can do it!」。

 リーグ3年連続の「V」と、リーグ優勝と日本シリーズ連覇の「W」も、「俺たちならできる!」として、VとWを結合させた「VWe Can Do It!」をロゴマークとした。

 「VW」には3連覇のVVV、リーグ優勝と2年連続日本一のダブル優勝の「WW」を連想させている。

 中嶋聡監督は「3連覇、2年連続日本一をチャレンジしていくが、俺たちならできるということを強調したもので、力強く自分たちを奮い立たせてくれる。新しいチームになっていくチャンスだと思っている。3連覇を狙うが、僕が頑張っても仕方がないので、選手に頑張ってもらいたい」とキャッチフレーズにかけた思いを語った。


 この日から新人合同自主トレも、大阪市内の球団施設でスタート。育成5選手を含む10選手が約2時間、軽めの動きで汗を流した。

 ドラフト1位左腕の曽谷龍平投手(22=白鷗大)は「良き仲間、良きライバルと初日を迎えることが出来た。他の選手もキャッチボールでいいボールを投げていたが、自分が一番という気持ちを持って頑張りたい」と表情を引き締めていた。

 視察した中嶋監督は「今のケガはキャンプでの出遅れにつながるので、自分のペースでやってくれたらいい」とオーバーペースを心配していた。選手たちから挨拶を受けた際に掛けた言葉は「忘れました」ととぼけたが、曽谷は「飛ばし過ぎないようにと声を掛けてもらえた」といい、3位の齋藤響介投手(18=盛岡中央高)は「岩手県の話をしてもらった」、5位で宮崎県日向市出身の日高暖己投手(18=富島高)は「宮崎、頑張れと言ってもらえた」。

 新人の出身地も把握して緊張を和らげる。選手掌握に長ける中嶋監督らしいひとコマだった。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)

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