【日本ハム】育成1位の藤田大清外野手が母校の先輩、野村佑希内野手に弟子入り志願
スポーツ報知
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2023.1.12(木) 10:20
日本ハムの育成ドラフト1位・藤田大清外野手(18)=花咲徳栄高=が11日、母校の先輩である野村佑希内野手(22)への弟子入りを志願した。千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレは第1クール最終日を迎えた。187センチ、84キロの大型ルーキーは「一緒に練習して吸収したい」と昨季チーム最多52試合で4番を務めた若き主砲の背中を追う。
藤田は頼もしそうに話し始めた。「年末に花咲徳栄でちょうどお会いして。LINEも交換してもらって優しくしていただいて、本当に頼りがいのある先輩。オーラがすごいです」。同校OBで4学年上の野村と12月に対面。追いかける背中がはっきりと見えた。
右左こそ異なるが、身長は同じ187センチ。「(野村は)中距離だと思うし、タイプ的には同じ」と打者としてのタイプを重ね合わせている。「徳栄の先輩方は皆さん偉大」と話す中でも、高校時代に甲子園を沸かせ、昨季も主軸で93試合に出場した野村はひときわ輝いて目に映る。対面した際にはチームの雰囲気や新庄監督について質問し「聞けて安心した。『2月1日から紅白戦があるから頑張れよ』と声もかけてもらった」。2年目左腕・長谷川も含めOB2人の存在はルーキーにとって何より心強い。
藤田は脚力も兼ね備えた左のスラッガー候補。7日には祖母特製の梅干し約50個が入ったツボを抱えて入寮し「大好物。単体でつまんでます」と自主トレの活力にしている。寮生活を続ける野村の部屋は、同じ階の3つ隣。梅干しを手にコミュニケーションを取りにいく作戦もひそかに頭で描いている。「打撃の話をどんどん聞きたい。一緒に練習して吸収できたら」。目標の支配下登録へ、18歳は弟子入りを飛躍のきっかけにするつもりだ。(堀内 啓太)
〇…開幕1軍入りへ。21年のドラ1右腕・達は「今年は絶対結果を出さないといけない」と覚悟をのぞかせた。年末年始は大阪豊中市内のジムに週5日通い詰め「極限まで追い込んだ」と全身をトレーニング。家に帰るとそのままベッドに倒れ込んでしまうほどの練習量を自らに課した。鎌ケ谷での自主トレ後、2月1日の紅白戦先発も希望した2年目は「先発、そこはぶらさずにいく。(開幕も)一発目からいきたい」とローテ奪取を誓った。
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