楽天のドラフト４位・伊藤茉央投手（２２）＝東農大北海道＝が７日、自身のプロデュース麺の制作を熱望した。福島・喜多方生まれで本場の喜多方ラーメンを「ソウルフード」とあがめ、「年末年始もしっかり行ってきました」。今年の食べ始めは３日だったそうで「シンプルなので朝から食べてもいい感じです」と友人と朝から２軒はしごするほどの心酔ぶりだ。

　本拠地・楽天モバイルパークには１軍の主力選手たちが味や色合いなど細部までこだわりを見せてプロデュースする飲食物が販売されている。まずは１軍で活躍することが条件だが、「是非出したいですね。チャーシュー麺が好きです」と好みの味を頭に描いた。

　夢の実現に向けて、まずはアピールに励む。石井監督は新人の支配下６選手のキャンプ１軍スタートを明言しており、「そうやって公言していただいて、例年ではあまりそういうことがないと思う。このチャンスをしっかりつかみ取りたい」と宣言。先発、中継ぎ問わず“便利屋”として汗を流す。

　元巨人の斎藤雅樹を意識した横手の変則右腕は、最速１４８キロの直球、スライダーとシンカーを操る。加えてテンポの早い投球術で打者を幻惑する。「自分のセールスポイントは強気でどんどん打者に攻めていく投球。そこを一番見てほしい」。スープのように熱々の言葉で締めくくった。（長井　毅）

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