【日本ハム】根本悠楓、故郷・白老町の虎杖浜神社で自主トレ「1年間1軍」「8勝」「投球回数増」誓った
スポーツ報知
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2023.1.7(土) 03:55
日本ハムの根本悠楓投手(19)が6日、故郷・白老町の虎杖浜(こじょうはま)神社で自主トレを公開した。年間通じて戦い抜くスタミナを身につけるべく、映画「男はつらいよ」のロケ地にもなった思い出の場所で坂道ダッシュと砂浜での走り込みを敢行。新球場元年、勝負の3年目に向けて「1年間1軍」「8勝」「投球回数増」を目標に掲げた。
額に汗を光らせ、根本はイキイキと走り込んだ。足場の不安定な砂浜を10本以上ダッシュし、虎杖浜神社前の坂道200メートルも懸命に駆け上がった。神社での願掛けは「1年間1軍で投げられるように」。故郷での自主トレに「初心に戻れる。小さい頃から走ったりしてきたのでここが一番いい。だいぶ足にきますね」と充実感を漂わせた。
勝負の年と位置づける3年目。元日から走り込むなど、やるべきことはわかっている。「1年間1軍で投げて、やっぱり体力面がキツかった」。昨季は13試合に登板し、プロ初勝利を含む3勝(3敗)、防御率2・52と高卒2年目ながら結果も残した。一方、100球以上を投じた試合は1試合のみで「5回で結構バテていた。最低6(回)は投げたい。結果的に7、8勝できれば」と青写真を描いている。
年末年始は実家に帰省し英気を養った。小学生の頃から毎年訪れてきた神社は1979年公開の「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」の撮影地。徒歩圏内で「そこらへん」という祖母の家では好物のツブ貝やタラバガニ、いくらなどを堪能し充電もバッチリだ。新球場元年の今季、家族や地元の友人たちを「(球場に)招待したい」と気合はみなぎっている。
2月の沖縄キャンプでは初日から紅白戦が予定されている。昨春は猛アピールして開幕1軍をつかんだだけに「投げるつもりで準備している。シーズンに入ってからも通用するような投球をしたい」と背番号59。10日に千葉・鎌ケ谷入りし、早速ブルペン入りも予定しており「体もつくりつつ仕上げていきたい。しっかり合わせていけば自然と結果は出ると思う。やっぱり、勝ちたい」。3年目を覚醒の年にするべく、19歳の道産子左腕は着実に力をつけている。(堀内 啓太)
◆チェンジアップ完全習得に意欲
〇…根本はチェンジアップの完全習得にも意欲を示した。「調子が悪い日は投げられなかった」と昨季はチェンジアップの制球に苦しみ、投球の軸である直球とスライダーを狙い打ちされた。同じ高卒左腕のオリックス・宮城を参考にシュート気味に沈み、ファウルやゴロを誘う軌道を追求中。3日から開始した投げ込みでは他球種より多く試して早期マスターを目指しており「球種が1つ増えるだけでスライダーとかも効いてくる。精度を上げていきたい」と意気込んだ。
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