【オリックス】メジャー107発ゴンザレス獲得 吉田正尚の穴にWS優勝経験者 先発右腕にニックスも大筋合意
スポーツ報知
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2022.12.29(木) 02:00
オリックスが新外国人としてマーウィン・ゴンザレス内野手(33)=前ヤンキース=を獲得することが28日、分かった。メジャー107本塁打の大砲でレッドソックスに移籍した吉田正に代わる中軸候補。すでに大筋合意しているもようで、年明けにも正式発表される見通しだ。また、先発候補としてジェイコブ・ニックス投手(26)=前パドレス傘下=と大筋合意していることも判明した。
■助っ人6人体制固まった
オリックスの来季助っ人陣の骨格が固まった。両打ちのゴンザレスは12年にアストロズでメジャーデビュー。13年4月2日の本拠レンジャーズ戦でダルビッシュの完全試合を9回2死から阻止した。17年には自己最多の23発、90打点を挙げてワールドシリーズ優勝にも貢献。通算1139試合で888安打、107本塁打と実績十分だ。二遊間を中心に捕手を除く全ポジションを経験し、昨季、今季は投手としても1試合ずつ登板した。
今季、チームの外国人最多本塁打は途中入団のマッカーシーの4発。バレラ、ラベロはともに1発のみと不発で、チーム本塁打はリーグ最少の89本にとどまった。3選手は今季限りで退団。球団は攻撃力強化へ、19年のプレミア12で本塁打王に輝いたブレント・ルッカー外野手(28)=アスレチックス=らもリストアップしていた。協議の結果、左右両打席から力強い打球を飛ばすゴンザレスにオファー。レッドソックスに移籍した吉田正に代わる左翼起用も可能と見込んでいる。
ゴンザレスとともに大筋合意しているとみられるのがニックス。18年にメジャー初登板勝利を含む2勝。常時150キロに迫る直球にカーブやチェンジアップを軸とする右腕だ。数年前から注目し、近年苦しんでいた右肘の不調も回復していると判断。先発の一角として期待が寄せられる。
27日には、今季2Aで30発をマークしたレアンドロ・セデーニョ内野手(24)=前ダイヤモンドバックス傘下=の育成での獲得を発表。メジャー通算22発のフランク・シュウィンデル内野手(30)=前カブス=に加え、リリーフ候補としてジャレル・コットン投手(30)=前ジャイアンツ傘下=の獲得も内定している。来日2年目のワゲスパックを含め、外国人は6人体制。リーグ3連覇、2年連続日本一へ戦力を充実させている。
◆マーウィン・ゴンザレス(Marwin Gonzalez)1989年3月14日、ベネズエラ生まれ。33歳。05年にアマチュアFAでカブスと契約。12年にアストロズでメジャーデビュー。ツインズなどを経て、22年はヤンキースで85試合に出場。打率1割8分5厘、6本塁打、18打点。メジャー通算1139試合、打率2割5分2厘、107本塁打、415打点。185センチ、92キロ。右投両打。
◆ジェイコブ・ニックス(Jacob Nix)1996年1月9日、米カリフォルニア州生まれ。26歳。14年のドラフト5巡目でアストロズから指名されたが、入団せず。15年のドラフト3巡目でパドレス入団。メジャー登板は18年のみで通算9試合2勝5敗、防御率7・02。193センチ、99キロ。右投右打。
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