【ソフトバンク】リチャード「プエルトリコで死ぬのかな…」 海外での壮絶経験生かす 160万円減の1000万円でサイン 

スポーツ報知

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2022.12.25(日) 15:01

160万円減の年俸1000万円で契約更改したソフトバンクのリチャード

 ソフトバンク・リチャード内野手が25日、ペイペイドーム内で契約更改交渉に臨み、160万円減の年俸1000万円でサインした(金額は推定)。

 「今年の成績を考えたら(ダウン提示だと)分かると思います。来年こそはやらないといけないな、という自覚ができました。(球団への要望は)何かあったんですけど、(ウィンターリーグに参加していたプエルトリコからの)時差ボケで忘れました」

 昨季34試合で7本塁打を放ち、今季は和製大砲候補として大きな期待がかかったが、松田(現巨人)らとの開幕三塁争いに敗北。2軍では96年に球団OBの城島健司氏が記録したウエスタン記録の25本を更新する29本塁打をマークしたものの、1軍では23試合で打率1割5分9厘、3発と結果を残すことができなかった。

 今オフはプエルトリコのウィンターリーグに参加。「朝起きてから車に乗って、ガタゴトの道を30分ぐらい走って球場に行って、みんなとあいさつして、ご飯食べて、練習して、試合して、帰って。全部がいいことでした。日本じゃない、ホークスは(ファームの)筑後もめっちゃ恵まれてて、いつでも練習したいとなったらできる環境で、ボールもきれいで道具もいっぱいあって、練習できる環境でマシンもあって。そういうところじゃない環境、練習したくても場所がない、ボールがない。そういう環境を経験できたことは非常に、これからの自分に生きるであろう経験ができたと思います。心、めっちゃ大きくなったと思います。ささいなことであんまりブレない。体調はめっちゃ崩したんですよ、実は。水道水とか飲んだらダメっていうのを知らないで、普通に飲んだら体調を崩して。インフルエンザもかかって、人生で1番、2番くらい体調を崩して。寒すぎて、俺、プエルトリコで死ぬのかなと思うぐらい体調を崩して。死にたくないなと思いながら。そういうのを乗り越えて、日本に帰ってこられたので、多分、一回りは大きく成長したんじゃないかなと思います」

 日本ハムからFA移籍の近藤、新外国人アストゥディーヨらの加入もあり、来季は厳しい立場でスタートする。「(オフは)1人で妥協しない自主トレにしようと思ってます。来季は僕にとって厳しいシーズンになることは見えてるので、覚悟を持って、自覚を持って自分でものごとを理解して考えて、あんまり結果にとらわれずにいこうかなと思います」。師匠の西武・山川のススメもあり、“山川組”を一時卒業。決意の単独トレで三塁の定位置を奪いにいく。

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