ロッテ・小島、来季に向けて準備着々「体力があるかないかで…」

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2022.12.20(火) 08:25

マリーンズ算数ドリルの贈呈式に出席したロッテの小島和哉

 ロッテの小島和哉が来季に向けて動き出している。

 昨季は自身初の二桁勝利(10勝)、規定投球回(146回)を達成し、今季は背番号を『43』から『14』に変更して挑んだ今季は24試合・143回1/3を投げて、防御率は昨季の3.76から3.14に良化したが3勝11敗と黒星が先行した。

 シーズン序盤不安定な傾向があった過去2年を反省し、今季に向けて「去年、一昨年は長いシーズンなので、開幕に100%持っていくのはどうかなと思ったんですけど、それでも出だしが、あまりよくなかった。今年に関しては早めに自分のなかで仕上げて、自主トレ期間も含めて早めに調整してきていました」と例年に比べて調整を早めた今季は打線の援護に恵まれず初白星が6月10日のDeNA戦だったものの、4月終了時点の防御率が2.77、4試合中3試合でクオリティスタート(6回以上・3自責点以内)を達成。5月も4試合・25回1/3を投げて防御率2.84だった。

 来季に向けて11月11日に秋季練習が終了した後、1週間ほど休み、その後は継続して練習。12月に入ってからもいいペースで練習ができているという。1年目のオフは「体力をつけて基礎体力をつけてというのが一番のメイン。正月も毎日走っていました」と話すなど、これまでのシーズンオフのトレーニングは“体力強化”を中心にしてきた。「結局、体力があるかないかでシーズンの終わりの気持ちのゆとり、体力のゆとりにつながってくるなと毎年感じる。(体力があって)得しかないので今はそこをやっています」と今オフも体力強化を中心に取り組む。

 19日に千葉市立鶴沢小学校で行われたマリーンズ算数ドリルの贈呈式に出席するなど、シーズンオフはイベントにも引っ張りだこな中で、本業の野球も来季に向けてしっかりと準備を進めている。

取材・文=岩下雄太

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