【オリックス】19年プレミア12の本塁打王・ルッカー獲得へ メジャー17勝右腕・コットンとは大筋合意

スポーツ報知

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2022.12.14(水) 03:00

 

 オリックスが新外国人として、アスレチックスのブレント・ルッカー外野手(28)をリストアップしていることが13日、分かった。ずば抜けたスイングスピードが魅力で、メジャー通算10本塁打をマーク。攻撃力強化を図るため、右の長距離砲を本格調査している。

 ルッカーは17年のドラフト1巡目(全体35位)でツインズから指名を受け、マイナーでキャリアを積んだ。米国代表で出場した19年のプレミア12では本塁打王(3本)に輝いた。指名打者として大会のベストナインにも選ばれ、今季は3Aで28本塁打を記録した。

 オリックスは今季、リーグ最少89本塁打で、大黒柱の吉田正がレッドソックスに移籍した。FA戦線では西武から森を獲得。ソフトバンクの圧倒的な資金力によって日本ハム・近藤の争奪戦には敗れたが、リーグ3連覇と2年連続日本一へ、球団の補強は活発だ。

 すでに大筋合意しているとみられるのがジャレル・コットン投手(30)=前ジャイアンツ傘下3A=。魔球のような軌道を描くチェンジアップで投球イニングを上回る三振を奪い、メジャー通算17勝を挙げている右腕だ。先発経験もあるが、ここ数年は主にリリーフ。外国人でただ一人、残留が決まったワゲスパックとともに、ブルペンを支えることになりそうだ。

 ルッカーと同じ右打者で、メジャー通算22本塁打のフランク・シュウィンデル内野手(30)=前カブス=に加え、今季2Aで30発を放ったレアンドロ・セデーニョ内野手(24)=前ダイヤモンドバックス傘下=を育成枠で獲得。的確に戦力強化を進めていく。

 ◆ブレント・ルッカー(Brent Rooker)1994年11月1日、米テネシー州生まれ。28歳。ミシシッピ州大に在学中、16年のMLBドラフト38巡目にツインズから指名されたが、契約せず大学に残留。翌17年ドラフト1巡目でツインズに入団。20年にメジャーデビュー。22年にはパドレス、ロイヤルズでもプレー。メジャー通算81試合で打率2割、10本塁打、23打点、193センチ、102キロ、右投右打。

 ◆ジャレル・コットン(Jharel Cotton)1992年1月19日、米領ヴァージン諸島セント・トーマス島生まれ。30歳。マイアミ・デイド大在学中の11年、MLBドラフト28巡目でメッツから指名されたが、入団せず。12年ドラフト20巡目でイースト・カロライナ大からドジャースに入団。アスレチックス時代の16年にメジャーデビュー。21年にレンジャーズ、22年にツインズ、ジャイアンツでプレー。メジャー通算82試合で17勝12敗、防御率4・50。180センチ、90キロ。右投右打。

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