プロ野球人の社会貢献活動を表彰する報知新聞社制定「第２３回ゴールデンスピリット賞」を受賞したオリックス・吉田正尚外野手（２９）が２日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで行われた表彰式に出席した。

　２０１９年から公式戦でのホームラン１本につき１０万円と、ファンからの募金を合わせて寄付金とし、認定ＮＰＯ法人「国境なき子どもたち」を通じてカンボジア、バングラデシュ、フィリピンといった開発途上国で貧困に苦しむ子どもたちへ寄贈。継続的に取り組んでいることなどが評価された。

　吉田正は表彰式後、スポーツ報知評論家・宮本和知氏とのトークショーに臨んだ。初対面となったが、宮本氏は「私より歯が白い。これって自歯ですか？」と先制パンチ。これには吉田正も「少し矯正をしまして。セラミックを入れて、かみ合わせを治療しました」と明かした。「トップアスリートも歯が大事？」と聞く宮本氏に「大事だと思います」と笑顔で応じた。

　野球談議の中で宮本氏は、オリックスが４月１０日のロッテ戦（ＺＯＺＯマリン）で佐々木朗希投手に完全試合を喫したことに言及。「本当にすごかったです。どうしようもなかったというか。僕も３打席立ったんですけど、真っすぐが１５０キロを超え、フォークが独特で、マリンの風もあって見たこともない軌道で落ちてきて。それも１４０キロ台後半なので、間に合わないんです」と至近距離の実感を証言。

　「あのダイナミックなフォームと、ストライクゾーンで勝負してくるんで、圧倒されました」と令和の怪物をたたえていた。

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