日本ハムの今川優馬外野手（２５）が、２番打者として２０本塁打を狙う。契約更改交渉が２９日、札幌の球団事務所で行われ、全５選手が来季契約を結んだ。２年目の今季、自己最多の９４試合に出場した今川は、８７０万円から推定２０００万円へ年俸増を勝ち取った。「すごく評価していただいたことがうれしい。奨学金が８００万円くらい残っているので。やっと返済ができます」と笑顔を見せた。

　今年、初の２ケタとなる１０本塁打を放った。球団からは評価されたが「僕自身、満足いく数字ではなかったので。もっともっと精進したい」と納得はしていない。生まれ故郷の札幌から北広島へ移転する来季へ「来年は最低でも２０本以上」と目標を掲げる。達成へ「（打順は）２番で出て、一塁ランナーがいる状態でホームラン、長打が打てれば点が入る。２番が強いチームは強いなって。その役割を担えるように」と思い描いた。

　小学時から入会しているファンクラブも「もちろん継続させていただきました」と来年も選手兼ファンを続ける。球場に足しげく通うファンは上位ランクになるが、現ランクは下から２番目。「僕、毎日いるんですけどね…」と、選手特典はない。「僕もポイントがたまるようにしてあげるみたいな話もあったので。ちょっと期待したい」。ランク向上のためにも、１軍での通年での活躍を、今川が来季、目指していく。

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