どうなる?オリックスの捕手争い 解説陣が注目する「中嶋采配」

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2022.11.29(火) 06:29

オリックスに加入する森友哉 (C) Kyodo News

◆ 森友哉の加入で競争激化

 26年ぶりの日本一に輝いたオリックスが、連覇に向けて着々と準備を進めている。

 26日には、FAで獲得した森友哉が入団会見を実施。オリックスのユニフォームに袖を通し、「堺市出身なので、大阪はもちろん、堺市も盛り上げていきたい」と地元での再出発へ意気込みを語った。


 28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、このニュースは話題に。番組に出演した大久保博元氏は「オリックスは捕手をどうするんですかね。たくさんいますよね」と述べ、オリックスの“捕手争い”に熱視線を送った。

 オリックスの捕手と言えば、今季75試合でマスクをかぶった伏見寅威がFAで日本ハムに移籍したものの、経験豊富な若月健矢も65試合に捕手として出場。打撃に定評のある頓宮裕真も34試合でマスクをかぶった。

 そこにトレードで日本ハムから石川亮も加入。来年が27歳~28歳というアスリートとして最も脂の乗る時期を迎える捕手が4人もひしめいているのだ。


 大久保氏は「オリックスとしては、レギュラー争いのために大金は払わないはず。中嶋監督もまずは森をレギュラーにという形で考えて行くと思う」とコメント。

 その中で、「大事なのは若月や頓宮、石川のモチベーションをどう保っていくか。もし森に故障などがあった時には、彼らの力が必要になる。中嶋監督も捕手だったので、そのあたりをどうするかですね」と注目ポイントを挙げた。

 同じく番組に出演した笘篠賢治氏も、「捕手というポジションで1年間フルで出場するというのはなかなか難しいと思う。どこかで休ませる必要もあるかなと思いますし、パ・リーグはDHが使えますからね。中嶋監督の使い方、起用法というのは注目だと思います」と“併用”についても言及した。


 また、オリックスは来季の開幕カードで西武と対戦することが決定。森にとってはいきなりの古巣戦となる。

 大久保氏は「西武のファン感謝デーで挨拶をしていましたけど、ファンの方も優しくなりましたよね。誰も野次ってない。僕なんかトレードで巨人に行ったのに、日本シリーズの時に“裏切り者!”と言われましたよ(笑)」と語り、見る側の変化についてコメント。

 一方で、捕手として古巣と対戦するという点には「やりにくい。それはやりにくいと思いますけど、でも選んだ道なのでね。いきなり注目ですね」とし、仲の良い山川穂高らを中心とした強力打線をどう抑えていくのか、3月31日の開幕戦から大注目の対戦となりそうだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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