【楽天】育成4位・永田颯太郎、1年目の支配下目標…国立台湾体育運動大から“逆輸入”内野手

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2022.11.20(日) 05:05

契約に合意した楽天の育成4位、国立台湾体育運動大・永田颯太郎は1年目からの支配下登録を誓った

 楽天が育成4位で指名した国立台湾体育運動大・永田颯太郎内野手(22)が19日、1年目の支配下登録を目標に掲げた。名古屋市内で支度金300万円、年俸250万円で入団に合意し「ここからはい上がっていくしかない。たくさん練習して、支配下登録されてショートのレギュラーで長く活躍したい。1年目から? はい!」と言い切った。

 強肩と高い俊敏性が売りの遊撃手。愛知・菊華高3年の夏は3回戦敗退。国内大学へ進学する可能性もあったが、同校の渋谷渉監督と国立台湾体育運動大の学長が知り合いだった縁もあり「自分がいける一番強い大学を考えた。設備も整っていて、成長できると思った」と留学を決断した。

 海を渡って最初にぶつかったのは言葉の壁。「初めての海外で不安はたくさんありました。聞き取りもしゃべることもできずにコミュニケーションが取れなかった。ストレスは自分が思っている以上に感じていた」と野球以外の面での苦労も絶えなかったが、猛勉強の末に中国語をマスターした。

 小学生の頃から「趣味は筋トレだった」と明かすのは父・健一さん(51)だ。中学まで健一さんがトスしたボールを1日4、500球打ち込むなど「プロ野球選手」という夢をつかむために努力を重ねてきた。異例の経歴を持つ台湾からの“逆輸入戦士”が東北の地で己を磨く。(長井 毅)

 ◆永田颯太郎(ながた・そうたろう)2000年10月11日、愛知県生まれ。22歳。小1から上名和ライオンズで外野手兼投手として野球を始める。東海市立名和中から菊華に進み、1年夏からベンチ入り。3年夏は中京大中京に敗れ、3回戦敗退。19年に国立台湾体育運動大に進学。178センチ、74キロ。右投左打。

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