オリックス・杉本裕太郎外野手（３１）が１８日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレを行い、ポスティング・システムによるメジャー挑戦を承認された吉田正尚外野手（２９）にエールを送った。「僕の大好きなアーロン・ジャッジ（ヤンキース）級の活躍をして欲しい。僕らもたまに見るので、応援したい」とア・リーグＭＶＰの強打者を引き合いに出し、期待を寄せた。

　青学大で２年後輩の吉田正とクリーンアップを組み、プロ入り後もリーグ連覇、日本一と共に栄冠をつかんできた。「僕１人じゃ（吉田）正尚の穴は埋められない。みんなでちょっとずつカバーしたい」。失う存在の大きさを知るからこそ、責任感は増している。

　日本シリーズでＭＶＰに輝いたものの、左太もも裏の肉離れ、コロナ感染もあり、１０５試合で打率２割３分５厘、１５本塁打、５１打点に終わった。「来年はケガをしないように。僕もレギュラーが決まっているわけじゃない。必死になって頑張りたい」。自らに言い聞かせるように強い覚悟を口にした。（表　洋介）

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