ロッテ、秋季練習最終日も振って、振って振りまくった!

ベースボールキング

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2022.11.11(金) 18:09

ロングティーを行なったロッテ・山口航輝

 ロッテの秋季練習が11日ZOZOマリンスタジアムで行われた。

 佐藤都志也は打撃練習でレフト、センター、ライトとライナー性の強い当たりを打ち、打撃練習が終わるとセンターのポジションで打球捕。打撃練習中の山口航輝が放ったセンター後方のフライを背走しながらキャッチした。大塚明コーチからアドバイスをもらう場面もあった。佐藤はセンターだけでなく、サードのポジションに移して、小坂誠コーチのノックを受けていた。

 茶谷健太は打撃練習ではセンター中心の打球が目立ち、守備練習ではセカンド、ショートに入り、和田康士朗は打撃練習終了後に一人黙々とティー打撃で汗を流した。

 安田尚憲は引っ張った打球が中心で、ケージの外からスタッフにスマートフォンで打撃フォームなどの確認だろうか、打撃練習の様子を撮影してもらい、自分の順番がくるまで映像をチェック。打撃練習が終了すると、藤原恭大と一緒に三塁ベンチ前からレフトポール際に向かってロングティー。

 テスト参加中の吉田一将投手、高野圭佑投手と対戦した藤原は、打撃廻り中ひたすらロングティーを行い、雄叫びを上げながら力強い打球をレフトポール際に放り込んだ。

 山口航輝はセンター、ライト方向に滞空時間の長い当たりを放ち、ライトラグーン弾に飛び込む打球も。この日の打撃練習は全体的に滞空時間の長い当たりが多く、最後はレフトスタンドに放り込み、年内最後の打撃廻りを終える。打撃練習が終わったあとも、何かを確認するかのように素振り。

 その後、山本大斗とともに三塁ベンチ前からレフトポール際に向かってロングティー。左足を大きく上げて打つだけでなく、股割りして打っているときもあった。

 投手陣はキャッチボールを行ったが全員同じ時間帯では行わず。小島和哉、佐々木千隼、小野郁らは打撃練習終了後に行い、種市篤暉、本前郁也らは全体練習後のロングティーが終わった選手たちのあとにグラウンドに姿を見せキャッチボール。廣畑敦也はマウンドでピッチングを行っていた。

 この日で秋季練習が終了。ここから来年2月1日までに、どのように過ごすかが重要になってくる。意識を高く持ってシーズンオフを過ごし、秋季練習に参加した若手選手のなかから一人でも多く、野手でいえばレギュラー定着、投手陣でいえば一軍で居場所を掴む選手が出てきて欲しい。若手が成長すればチーム力はアップする。若手、中堅、ベテランが融合し、来年こそ歓喜の秋を迎えたい。

取材・文=岩下雄太

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