【日本ハム】新加入の江越大賀、新庄監督からもらったバットで場外弾「すごくいい感覚」

スポーツ報知

  • ニュース

2022.11.11(金) 08:35

ライブBPに臨んだ江越(カメラ・田中 哲)

 日本ハムに新加入した江越大賀外野手(29)が、ボスのバットでボスにアピールした。沖縄・国頭キャンプ4日目の10日、実戦形式の打撃練習で左翼へ場外弾を放った。今オフにトレードで阪神から移籍して放った“第1号”は、8日に新庄剛志監督(50)からもらったバットで打った。好感触を抱く新兵器も力とし、新天地での活躍へ、江越が存在感を示していく。

 新バットの効果を、江越が結果で示した。10日の実戦形式の打撃練習。左腕・河野から放った打球は左翼フェンスを越え、場外へと消えた。今オフ、阪神から加入し、日本ハムでは初となる柵越えに「払っただけみたいな、力は入れていない」と強調した上で「(バットは)すごくいい感覚」と表情を緩めた。

 8日の個別練習時に新庄監督からバットをもらった。「江越君のバットもね、バランス悪くなかったんだけど、それで打てなかったっていうことは何かを変えてみる」と配慮したボスから手渡された。2020年からの3年間、安打0に終わっている男の再起を期待する新庄監督の思いは、早くも奏功しつつある。

 江越は「重心が手前のバットを使っていたが、元々は先にバランスがあるタイプを使っていた。久しぶりに使ってやっぱりいいなという感じ」と好感触を口にする。不振の阪神時代、試行錯誤を繰り返してきた。今回、初心に帰れる物になり「自分が好きで使っていたようなバランス。全然振ってないのに結構飛んでいたのでバットのおかげ」と感謝した。

 50メートル5秒台、遠投120メートル超えの高い身体能力を期待され、新庄監督自ら要望し、獲得に至った。課題とされていた打撃面も、加入早々に直接指導と、後押しを受ける。そこに新たな武器も加わり「みんなレベルが高いので。僕も負けられない」と再起へ向け、江越は闘志を燃やした。走攻守全てで向上を図り、新天地で輝きを放ちにいく。(砂田 秀人)

 ◆江越 大賀(えごし・たいが)1993年3月12日生まれ、長崎県出身。29歳。長崎・海星高から駒大へ進み、14年のドラフト3位で阪神入団。22年まで8年間で334試合出場、84安打、13本塁打、23盗塁。今年10月18日、トレードで日本ハムへの移籍が発表された。182センチ、81キロ。右投げ右打ち。背番号37。

関連ニュース

【写真】真飛聖もビックリ「きつねダンス」でベースボールカードになった!
【写真】“美人すぎる売り子”がビキニになった
【日本ハム】新庄剛志監督「まずは木田監督が良くないですね」フェニックスL視察でバッサリ
【日本ハム】新庄剛志監督「日本一」へガチ補強 3件目トレード発表&元中日A・マルティネス調査
前日本ハムの杉谷拳士氏が生出演で異例のお願い「アナザースカイ出させて」

記事提供:

スポーツ報知