【侍ジャパン】ロッテ・佐々木朗希、10日に侍先発デビュー U18W杯最終戦マメつぶれ投げられなかった豪に雪辱

スポーツ報知

  • ニュース

2022.11.8(火) 05:30

アップをする佐々木朗希(カメラ・今成 良輔)

 侍ジャパンは9、10日にオーストラリアとの強化試合(札幌D)に臨む。トップチーム初招集のロッテ・佐々木朗希投手(21)は10日の試合で先発デビュー。「今後の野球人生につながる投球をしたい」と意気込む右腕。来年3月のWBC本番での代表入りをアピールする。

 この日チームは札幌に空路で移動した。オーストラリアはWBCでも1次ラウンドで対戦予定。栗山監督も「相手との探り合いもある」と話しており、データの少ない国際試合では貴重な前哨戦だ。朗希が完璧に封じれば、本番でも精神的に優位に立てる。

 オーストラリアは自国リーグ選手中心の編成。プロ選手が参加した代表は07年以降10連勝だが、04年アテネ五輪で準決勝で敗れるなど2戦2敗した悲劇もあった。今季エンゼルスで大谷とともにプレーしたマイナー通算180盗塁の俊足・ホワイトフィールドらメジャー経験者もおり、中日時代に「ディンゴ」の登録名でプレーしたニルソン氏が監督、元日本ハム、巨人のマイケル中村がコーチを務めるなど日本野球を熟知している。

 朗希もリベンジの思いを秘める。大船渡3年だった19年9月のU18W杯最終戦でオーストラリアに敗れた。自身は右手中指のマメの影響で登板はなかったが、高校野球生活最後の試合を戦い、当時の選手も2人選出されている。

 21歳の誕生日を迎えた3日には来春のWBCへ「一日一日手を抜かず、準備をしていきたい」と決意を口にした朗希。世界に怪物ぶりを見せつけるマウンドが近づいてきた。(安藤 宏太)

 ◆佐々木朗の国際試合 大船渡3年の19年、U18W杯に宮城(現オリックス)、奥川(現ヤクルト)、西純(現阪神)、森(現DeNA)らと出場。右手中指のマメで出遅れ、7戦目の韓国戦で初登板初先発。最速153キロで1回を無安打無失点だったが、右手中指のマメ再発で19球で降板した。2回からは西純、宮城らが継投したが、延長10回タイブレークでサヨナラ負け。佐々木朗は翌日のオーストラリア戦も登板しなかった。

関連ニュース

【ロッテ】浦和麗明高の育成1位左腕・吉川悠斗「しっかり支配下に上がれるように」今夏の埼玉大会で20K
【ロッテ】佐々木朗希の「千葉県知事賞」の表彰式を20日のファン感謝祭で実施
【ロッテ】吉井理人監督「ものすごくうれしい。2人とも頼りにしています」残留の中村、田村にメッセージ
【ロッテ】田村龍弘も残留決定 吉井監督から「ワシとしては残って欲しいなあ」
【ロッテ】吉井監督「ヨッシャー!」中村奨吾がFAせず残留「このチームで優勝したい」田村龍弘も

記事提供:

スポーツ報知
  • パ・リーグ.com トップ
  • ニュース
  • 【侍ジャパン】ロッテ・佐々木朗希、10日に侍先発デビュー U18W杯最終戦マメつぶれ投げられなかった豪に雪辱