【侍ジャパン】西武・森友哉が正捕手奪取へソロ「勝てたのが自分の中では1番うれしい」

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2022.11.5(土) 19:22

4回1死一塁、右越え2ランを放つ森友哉(カメラ・中島 傑)

◆侍ジャパンシリーズ2022 日本5―4日本ハム(5日・東京ドーム)

 侍ジャパン・栗山英樹監督の初陣となった日本ハムとの強化試合は、逆転勝ちで飾った。牧(DeNA)、森(西武)、村上(ヤクルト)の3本塁打などで5点を奪うと、1点リードの9回は大勢(巨人)が3者凡退で締めくくった。

 日本ハムに傾きかけた流れを、一振りで呼び戻したのは決勝の逆転弾を放った森だ。2点リードの4回表に先発・石川(ソフトバンク)が3失点して逆転を許すも、直後の4回裏1死一塁で、日本ハム2番手左腕・加藤の130キロを右翼席に運んだ。勝利に導く一打に森は「めちゃくちゃホッとしてます。試合にも勝てたし、個人としても打つことができた」とうなずき、栗山監督初陣を白星で飾ったことを喜び、「そこが1番うれしいですね。自分が活躍したうんぬんより、日本代表の試合一発目で勝てたのが自分の中では1番うれしいです」と表情を緩めた。

 19年に首位打者に輝くなど球界屈指の強打の捕手も、侍ジャパンは18年日米野球以来4年ぶり。今大会では21年東京五輪でも正捕手だった甲斐(ソフトバンク)と、中村(ヤクルト)も選出されているが、初戦のマスクをかぶり、「初戦でもありますし、まずなんとか試合を作らないといけないという思いはすごい強かったので、すごい緊張はしていました」。攻守で存在感を示した。

 シーズン中はバッテリーを組まない投手とのコンビに「普段は対戦することしかない。難しかった。改めて大変さも分かりました。普段対戦しているイメージと、捕ったイメージが全然違いました」と苦戦もあった。来年3月のWBCでの正捕手奪取へアピールは続いていく。

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