【日本ハム】野村佑希が先輩・杉谷拳士に惜別の二塁打「ポジティブさは見習っていきたい」

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2022.10.31(月) 11:42

フェニックス・リーグでプレーする日本ハムの野村

 日本ハムの野村佑希内野手(22)が、大好きな先輩の教えを力に変えていく。参加中のフェニックス・リーグで、30日の徳島IL選抜戦に3番一塁で出場。1打席目に右翼越えの二塁打を放つなど、存在感を示した。「打球速度の平均を、今年の137~8キロから3キロ上げようと思っている。そうすれば抜けていく打球が増えたり、あとひと伸びが入ったりする」。来季を見据え、日々取り組んでいる。

 20年から沖縄・伊江島で一緒に自主トレを行ってきた杉谷拳士が28日、引退を発表した。席上、「連絡がたくさん来てたんですけど、野村佑希だけは。自分からLINEしました」などと冗談めかして揶揄された野村は「確かに言ってないですけど。直接言った方がいいかなと思っちゃったんです」と先輩の突っ込みに穏やかな表情で“反論”した。

 杉谷には「まだ言ってない」と言葉は届けていないが、それも深い思いの裏返し。「常に一緒にいたんで。思い返すと毎日楽しかった。寂しくなるな」と漏らした。一緒に野球をやるのは11月5日の侍ジャパンとの一戦が最後だが、今後、教えを請いたいことがある。「あのポジティブさは見習っていきたい。ああいう切り替えはすごい大事。そういうところは僕は下手くそなんで。自主トレに手伝いに来てくれるので参考にしたい」と思いをはせていた。(砂田 秀人)

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