２９日に神宮で行われる「ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２２」ヤクルト対オリックスの第６戦の予告先発が発表され、オリックスは山崎福也投手が先発する。本来なら、第１戦目に先発した山本が中６日でまわる予定だったが、第１戦で左脇腹に違和感を訴え途中降板したため登板を回避。第２戦で４回６８球４安打２四球５奪三振、無失点と好投した山崎福が中５日で先発することになった。左腕は「日本シリーズの舞台で２回も先発ができてうれしいのひと言。うれしいです」と喜びをかみしめた。

　２０１０年に日大三でセンバツ準優勝し、今も大会タイ記録として残る１３安打を記録。通算２０勝を挙げた明大でも打率２割６分４厘と打撃も魅力の左腕は、３回１死三塁で先制打を放っていた。ＤＨ制がないため、９人目の野手として打線に貢献したいかと問われると「それはもちろんある。何とかヒットを打てるように頑張ります」と打撃での活躍も誓った。

　チームは１分け２敗と劣勢だったが、第４戦目は１―０完封勝利、第５戦目は吉田正のサヨナラ２ランで勝利。ヤクルトとタイに持ち込んだ。勝てば日本一へ王手。山崎福は「良い勢いのまましっかりとやっていきたい」と奮い立たせた。

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